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5月の貿易収支は238億ドルの赤字、7カ月ぶりの高水準(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月26日 0時45分

添付資料PDFファイル(244 KB)

インド商工省(MoCI)が6月14日に発表した「貿易統計(速報値)」によると、5月の貿易収支(サービスを除く)は237億8,000万ドルの赤字で、2020年6月以降、貿易赤字が続いている(添付資料図参照)。輸出額(サービスを除く)は381億3,248万ドルと前年同月比約9.1%増、輸入額(同)は619億1,433万ドルと同7.7%増で、貿易赤字幅は先月からさらに拡大した。

輸出の内訳を見ると、エンジニアリング製品99億8,843万ドル(前年同月比約7.4%増)、石油製品67億7,629万ドル(同15.8%増)、電子製品29億6,866万ドル(同23.0%増)、有機・無機化学品23億875万ドル(同3.2%増)、医薬品23億188万ドル(同10.5%増)など、主要30品目中20品目が金額を伸ばした。一方で、宝石類27億5,994万ドル(同2.2%減)などが減少した。

輸入の内訳では、輸入額全体の約3割を占める石油製品・原油が199億4,863万ドルで前年同月比約28.1%増と大幅に増加したことに加え、電子製品71億4,918万ドル(同6.7%増)、輸送機器30億8,728万ドル(同31.9%増)などが主な要因で、輸入額が拡大した。

貿易赤字の要因について、商工省のバルトワル商務次官は「インド経済が世界経済より速いペースで成長し、国内需要が高まり、輸出余力が低下したため」とし、赤字傾向は経済成長や輸入代替に対して、サービス分野の輸出が増え、外国直接投資(FDI)や外貨獲得などで収支バランスが取れている限り、貿易赤字を過剰に心配する必要はないとした。(「ヒンドゥスタン・タイムズ」紙6月14日)

(松永宗德)

(インド)

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