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トルコ初の日本食調理専門コースが開設(トルコ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年1月24日 0時0分

添付資料PDFファイル(114 KB)

トルコで初の日本食に特化した調理専門コース「ジャパニーズ・カリナリー・アーツ・プログラム」(Japanese Culinary Arts Programme)が開設され、111日にイスタンブール市内でオープニングセレモニーが開催された。セレモニーにはレストラン関係者や大学の調理学科の教授など約50人が参加した。

写真 発起人の3人。左からシナン・ダンガジュオウル氏、堀越俊一氏、ディデム・ヤルチンカヤ氏(ジェトロ撮影)

発起人の3人。左からシナン・ダンガジュオウル氏、堀越俊一氏、ディデム・ヤルチンカヤ氏(ジェトロ撮影)

写真 セレモニーでは日本食が振る舞われた。(ジェトロ撮影)

セレモニーでは日本食が振る舞われた。(ジェトロ撮影)

同プログラムは、トルコでの日本食料理人の育成のため、日本とトルコの3人のシェフが発起人となって2023年に設立したファーイースト・カリナリー・アカデミー(Far East Culinary Academy:FCA)が開設した。トルコでは日本食人気が高まる一方で、日本料理の正しい調理技術や知識を持つ料理人が圧倒的に少ないという問題意識から、同社と調理師養成コースを持つトプカプ大学の連携により、同プログラムの開発に至ったという。

FCA代表の1人で、自身もイスタンブール市内でアジア料理店を営むディデム・ヤルチンカヤ氏は「日本食に限った話ではないが、料理をきちんと表現するには、材料や技術だけではなく、その食の文化や歴史も正しく理解する必要がある。われわれは何よりもそこを大事にしたい」と語った。同プログラムでは、同じく発起人で、イスタンブール市内の日本料理店「五味」の堀越俊一氏がマスターシェフとして教壇に立つ。受講者は3カ月の期間を通し、基本的な日本料理の作り方から日本の外食産業、家庭料理などを体系的に学び、日本食料理人としてのキャリア形成につなげていく(プログラム内容は添付資料表参照)。

同プログラムは、日本の農林水産省が制定する「海外における日本料理の調理技能認定制度」を活用する。海外の外国人日本食料理人で日本料理に関する知識や調理技能が一定のレベルに達した者を認定するもので、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階がある。同プログラムの修了者にはブロンズ認定が与えられる。

農林水産省によると、トルコですしなどを提供する日本食レストランの数は現在260店舗ほどで、その数は年々伸びている。他方で、若者を中心に変わりつつあるものの、伝統的に保守的な食の嗜好(しこう)や厳しい輸入規制から、トルコ国内で流通する日本産食材は限定的だ。オープニングセレモニーに参加したシェフからは「日本産の食材をもっと使いたいが、入手が難しい。容易にアクセスできる環境になればうれしい」といった声が聞かれた。同プログラムを通じて日本産食材の認知度が拡大し、新たな需要喚起につながることも期待される。

(友田椋子、ネスリン・イシジャン)

(トルコ、日本)

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