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H&M、ペルーで化粧品の販売開始、南米ではチリに次ぐ(ペルー、チリ、スウェーデン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月7日 14時25分

スウェーデンの衣料品大手エイチ・アンド・エム(H&M)は、10月30日から化粧品などを扱う「ビューティー」ラインの販売をペルーで開始する。10月2日に、経済紙「ヘスティオン」が報じた。南米地域での同ラインの販売は、9月5日に開始したチリに次いで2カ国目となる。

H&Mは、ペルーでは衣料品と日用雑貨を扱う「ホーム」ラインを展開しているが、新たに化粧品、マニキュア、ブラシなどの商品を、1,000万人以上の消費者を擁するリマ首都圏に加えて北部の都市トゥルヒージョでも販売する。実店舗のみで扱い、オンライン販売は行わない。

リマ商工会議所(CCL)コスメティック・個人美容・家庭衛生委員会によると、2024年の化粧品商品の市場規模は27億ドルに達する見込み。15歳から65歳の1人当たりの化粧品消費額は2023年に218ドルだった。なお、国家統計情報庁(INEI)によると、2023年のリマ首都圏の平均労働所得は2,124ソル(約8万2,836円、1ソル=約39円)。また、販売チャンネル別の売り上げの割合は、小売店舗が56%、美容部員による直接販売が43%、オンライン販売が1%だった。

ペルーは人口が約3,400万人で、6割以上を40歳以下が占め、若い消費者が多い。また、人種としては混血が多く、白人層は人口全体の1割に満たないとされており、日本と同じく黒髪の人が多い。

(石田達也)

(ペルー、チリ、スウェーデン)

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