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タイ資本の大型スーパーと連携、小売り・卸売り双方に日本産水産物をプロモーション(ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月12日 0時25分

タイ資本の大型スーパーマーケットであるMMメガマーケット・ベトナム(以下MM、注)は6月27日、2022年以降3回目のイベントとなる「Taste of Countryシリーズ」の一環として、日本産食品フェア「Taste of Japan」をベトナム国内全21店舗で開始した(2023年10月19日記事参照)。

日本産農林水産物・食品の対ベトナム輸出を支援する官民一体の枠組みであるベトナム輸出支援プラットフォーム(以下、ベトナムPF)は、MMと連携して、同フェアの初日に日本産水産物の商談会を実施した。MMは、自社の大型スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの小売りのほか、輸入卸としてのB2B向け販売が売上高の5割強を占める。その顧客にはホテルやレストラン、小売店が多く含まれており、商談会ではこれらの顧客向けにPRを行った。

写真 在ホーチミン総領事館の小野益央総領事(左から3番目)とMMベトナムのブルーノ・ジョセリン社長(左から4番目)(ジェトロ撮影)

在ホーチミン総領事館の小野益央総領事(左から3番目)とMMベトナムのブルーノ・ジョセリン社長(左から4番目)(ジェトロ撮影)

初日のオープニングセレモニー後の商談会では、青森県産の養殖サーモンや和歌山県産の養殖ブリ、日本産ホタテなどを使用した持ち帰り用の冷凍刺し身パックの試食・説明を行った。試食したレストランや小売店のバイヤーは、「サーモンやブリを食材として取り扱いたい」「今後、冷凍刺し身パックの店舗販売を検討したい」とのコメントがあった。

また、「Taste of Japan」期間中には料理実演も行う。サーモンとブリの料理を紹介し、消費者向けにも試食プロモーションを実施する。

ベトナムPFではALPS処理水の海洋放出による影響を踏まえ、中国など特定国による輸入停止措置によって大きな影響を受けている日本産ホタテなどの水産物について、輸出先の多様化に向けた取り組みを進めている。また、飲食店だけでなく、中食として小売店へもアプローチし、日本産水産物の販路拡大・多角化を目指すための取り組みを行う。

(注)MMメガマーケット(MM MEGA MARKET)は、輸入卸業(55%)および自社の小売業(45%)を行うタイ資本の大型スーパーマーケット。同社が展開する同業態の大型スーパーマーケットはベトナム国内に21店舗あり、コンビニエンスストアのB’s Mart(ビーズマート)はホーチミン市内を中心に65店舗を展開する。卸売り先として、HORECA(ホテル、レストラン、ケータリング)などがあり、その他の取引先としてカフェ、小売店、地場銀行、通販サイトなど、多くの顧客を持つ(5月15日ジェトロヒアリング)。

(河西朝子)

(ベトナム)

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