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第2四半期GDP成長率は前年同期比3.3%、電力と情報サービスが下支え(ブラジル)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月17日 1時5分

添付資料PDFファイル(250 KB)

ブラジル地理統計院(IBGE)は9月3日、2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を発表した。前年同期比で3.3%、前期比(季節調整済み)で1.4%の成長となった(添付資料表参照)。

産業別にみると、農畜産業は、天候不順の影響で大豆やトウモロコシの生産量が予想より少なかったなどの要因により、前年同期比2.9%減となった。一方、工業は3.9%増、サービス業が3.5%増と好調だった。工業では、電気・ガス・上下水道・都市清掃が8.5%増加し、工業全体を牽引した。IBGEのレベッカ・パリス国民経済計算コーディネーターによると、背景には「猛暑の影響で電気消費量が増加している」ことがあるとのこと。サービス業ではあらゆる分野で伸びがみられ、そのうち情報サービスが6.1%増と特に大きく数字を伸ばした。

需要項目別にみると、GDPの6割以上を占める個人消費支出が前年同期比4.9%増加した。IBGEによると、雇用者全体の総賃金額(実質)の成長、個人への融資の増加、金利低下などが押し上げ要因となった。政府消費支出(3.1%増)と総固定資本形成(5.7%増)も増加した。総固定資本形成についてIBGEは、国内生産および資本財輸入量の上昇が増加の理由としている。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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