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米テキサス州ガソリンスタンド大手バッキーズ、同社大型店発祥の地に世界最大級の店開設(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月11日 11時55分

米国ガソリンスタンド大手バッキーズ(Buc-ee’s、本社:テキサス州レイクジャクソン)は6月10日、同社が最初の大型店舗を開設した同州ルーリング市に、同社最大面積の店舗をオープンした。開店式にはテキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)や地元市長らが出席した。店舗の面積は75,000平方フィート(約6,967平方メートル)で、国際試合に使用されるサッカー場の広さに匹敵する。給油機は120台。これまで最大だった同社テネシー州セバービル市の店舗面積を抜いた(注1)。ルーリング市の新店舗は首位を奪還し、テキサス州の合言葉「テキサスでは何でも大きい(Everythings Bigger in Texas)」を体現する。

バッキーズは給油だけでなく、店内での食事や雑貨の買い物体験を楽しみとする客で常ににぎわっている。テキサス名物のバーベキューやブリトーなど地元の人気軽食や土産物、服飾・インテリア雑貨、アウトドア用品など、一般的なガソリンスタンドやコンビニの枠を超える取扱商品の多様さで、州内外の顧客の心をつかむ。ビーバーのマスコット「バッキー」が人気で、Tシャツや帽子、ぬいぐるみなどグッズ商品は多岐にわたる。「世界でも有名なトイレ(World Famous Restroom)」をうたい、常に清掃が行き届いたきれいなトイレも売りの1つだ(注2)。

同社は1982年に創業し、現在普及している大型店「バッキーズ」は2003年に開店。当初テキサス州のみに所在していたが、2019年のアラバマ州進出を皮切りに、現在は米国南部を中心に9州(注3)、50店舗を展開する。2024年初めにはバージニア州とミシシッピ州で新店舗の建設に着工した。

写真 店内でアボット知事(左)を案内する創業者のアーチ・アプリン3世氏(右、ジェトロ撮影)

店内でアボット知事(左)を案内する創業者のアーチ・アプリン3世氏(右、ジェトロ撮影)

写真 来賓らによるテープカット(ジェトロ撮影)

来賓らによるテープカット(ジェトロ撮影)

写真 平日にも大勢の客でにぎわう(ジェトロ撮影)

平日にも大勢の客でにぎわう(ジェトロ撮影)

(注1)テネシー州セバービルの店舗は、世界最大のガソリンスタンド(7万4,707平方フィート(約6,940平方メートル)として、ワールド・レコード・アカデミー(WRA)世界記録を2023年に取得。ちなみに、テキサス州ヒューストン近郊ケイティー市の店舗には、WRA認定の世界最長の洗車場〔255フィート(約77メートル)〕がある。

(注2)同社ニューブローンフェルズ店は2012年、シンタス(Cintas:米州でトイレ関連やファブリック製事業を展開する企業、NASDAQ上場)の「米国のベスト・レストルーム・コンテスト」で優勝。

(注3)テキサス、アラバマ、フロリダ、ジョージア、ケンタッキー、サウスカロライナ、テネシー、ミズーリ、コロラドの9州。

(桜内政大、キリアン知佳)

(米国)

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