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情報ハブの「インベストマレーシア」を立ち上げ(マレーシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月15日 0時20分

マレーシア政府は11月7日、国内外の投資家に向けて多様な情報をそろえた総合窓口ウェブサイト「インベストマレーシア」を立ち上げたと発表した。「インベストマレーシア」は、投資家の意思決定プロセスをよりシームレスかつ効率的にすべく開発され、意思決定に関わる重要な情報を統合したウェブサイトだ。

「インベストマレーシア」は、投資機会を紹介・促進するとともに、同国の競争力を高め、魅力的な投資先にすることを目的に、主要産業として、電気・電子、化学、航空宇宙、医療機器、医薬品などを挙げている。業種ごとに、投資家が踏むべき手順を段階的に示し、関連機関のウェブサイトへのリンクもつなげた。利用者はまた、マレーシアの経済見通しや政策、ビジネス環境、市場動向のほか、投資商品や信用格付けといった、投資判断に役立つ具体的な情報を入手することができる。

同ウェブサイト開設の記念式典であいさつしたアミル・ハムザ・アジザン第2財務相は、経済変革に向けた明確なビジョンの下、マレーシアとして新たな投資の時代到来に向けた準備ができていると表明した。同相は、「インベストマレーシア」開設を、高付加価値投資を誘致し、マレーシアを企業にとって最良な投資先とするための取り組みの一環だと説明した。

また、アブドゥル・ラシード・ガフォール中央銀行総裁は、マレーシアのマクロ経済の底堅さや投資の潜在性を裁定するツールとして「インベストマレーシア」を紹介。豊かなこの時代において、投資家があらゆる戦略の決定や(マレーシアに対する)評価を行うための的確なメカニズムが、単なる情報以上に必要だと、同ウェブサイトの重要性を強調した。

政府は、「インベストマレーシア」による、投資家との関係強化や質の高い投資の流入に期待している。こうした投資流入が、金融市場の深化と経済成長促進に寄与するとともに、マレーシアを高所得国化するというマダニ経済政策の目標達成にも近づくと、中銀はプレスリリースで強調した。

(戴可炘)

(マレーシア)

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