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ルーマニアで東欧最大級のコミコンが開催、ジェトロも出展(ルーマニア、モルドバ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月25日 11時30分

東欧最大級のポップカルチャーイベント「イースト・ヨーロピアン・コミコン(East European Comic Con」」が9月13~15日、ルーマニアの首都ブカレストの国立競技場で開催された。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

アニメ、ゲーム、映画、コミックなどの物販展示が行われたほか、ポップカルチャー関連のステージパフォーマンス、米国や英国の人気映画・ドラマの出演俳優をゲストとして招いたパネルディスカッションやサイン会が行われた。2013年から開催している同イベントはここ数年、5万人を超える来場者があり、主催者によると、2024年は135社が出展し、来場者数も例年並みかそれを上回る見込みだ。

写真 日本雑貨やアニメ・ゲーム関連グッズの物販(ジェトロ撮影)

日本雑貨やアニメ・ゲーム関連グッズの物販(ジェトロ撮影)

会場では、日本の東京フィギュアによる日本アニメキャラクターのフィギュア販売、地場ギフトショップのTAKUMI(匠)による日本雑貨の販売、モルドバでアニメ・ゲームコンベンションを手掛けるゴーコン(GoCon)によるアニメグッズの販売など、ルーマニア国内外の出展者が多く集まった。

主催者のミルチャ・ムレシャン代表取締役は「日本文化に対する熱が高い若者の来場は年々増加しており、ルーマニア国外からも日本コンテンツビジネスの出展者が増えている」と述べた。また、ジェトロに対し「コミコンは単なる文化交流の場だけではなく、日本ファンコミュニティーが多く潜在するイベントだからこそ、日本商品との親和性が高く、物販やマーケティング効果も見込めるイベントだ」と強調した。

ジェトロは3月に、ルーマニア・モルドバにおけるコンテンツ市場とクリエーティブ産業の動向を取りまとめた。ルーマニアの出版社が2023年9月、史上初となる日本マンガのルーマニア語翻訳版を発刊しており、イースト・ヨーロピアン・コミコンがさらに日本コンテンツの認知向上・販売促進に寄与し、市場拡大の追い風となることが期待される。

写真 日本酒のPRブースとワークショップの様子(ジェトロ撮影)

日本酒のPRブースとワークショップの様子(ジェトロ撮影)

また、ジェトロは同イベントに日本酒のPR・マーケティングブースを設置した。ブースを訪れた一般来場者からは、「アニメをきっかけに日本文化に興味を持ち、コミコンで初めて日本酒を試飲した。日本酒をルーマニアでも購入できる場所を知りたい」「はじめて日本酒を飲んだが、お米の味がしっかり感じ取れて、また飲んでみたい」などのコメントが寄せられた。

日本酒を出品した輸入販売業者は「日本酒を認知してもらうだけでなく、そのおいしさに気づき、また飲みたいと感じてもらえたのは大きな収穫。自社サイトを紹介し、新規開拓につなげたい」と手応えを語った。

(小林京瑞)

(ルーマニア、モルドバ、日本)

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