米大統領選予想でトランプ氏の勝率がハリス氏をやや上回る(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月31日 13時50分
11月5日の米国大統領選挙まで数日となり、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領と共和党候補のドナルド・トランプ前大統領の選挙戦は世論調査で接戦が続いている。各社が発表する予想ではトランプ氏がハリス氏を勝率でやや上回る。
ABCニュース(10月31日)は、選挙モデルによる分析で大統領選挙でのトランプ氏、ハリス氏の勝率を10月30日時点で52%、48%と予測する。7つの激戦州(スイングステート)で接戦となっており、世論調査の標本誤差がどの方向に振れるかで大きな影響が出る可能性を示唆している。いずれかの候補者が300以上の選挙人票(当選ラインは270票、米国大統領選の仕組み~本選挙)を獲得する確率は60%としている。これは、7つの激戦州のうち、ハリス氏が5州、トランプ氏が6州で勝利することで達成できるが、国内の分断の状況を考慮すると、いずれもこれ以上の選挙人を獲得する可能性は比較的低いとしている。
選挙情報サイト、270トゥウィン(10月30日)が発表する大統領選の勝率はトランプ氏が51.5%、ハリス氏が48.1%とトランプ氏がやや上回る。
選挙情報サイト、ファイブサーティエイト(10月30日)は、各氏の勝率をトランプ氏が51%、ハリス氏が49%と予測する。
経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブが10月に実施した世論調査(注)によれば、選挙制度として従来の「選挙人獲得による勝敗」を維持するか、「全米での総獲得票数による勝敗」に変更するべきかという設問で、「全米での総獲得票数による勝敗」への支持が過半(54%)だった。
「ニューヨーク・タイムズ」紙(10月30日)によれば、全有権者に対して不在者投票と期日前投票で投票を済ませた有権者の割合は、激戦州の1つであるノースカロライナ州で最も高く5割に達した。それに続いて、激戦州のジョージア、ネバダほか6州(テネシー、フロリダ、サウスダコタ、テキサス、アーカンソー、バーモント)で4割を超えた。
(注)実施時期は2024年10月26~29日。対象者は全米の成人1,587人。
(松岡智恵子)
(米国)
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