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キッコーマン、米ウィスコンシン州で新工場の地鎮祭開催(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月14日 11時0分

キッコーマンは6月12日、米国ウィスコンシン州ジェファーソンで、新工場の地鎮祭を行った。新工場は同州では2カ所目、米国では3カ所目となる。初出荷は2026年秋ごろを予定しており、初期段階では主にしょうゆ関連調味料を生産する予定だ。同社によると、米国ではしょうゆや関連調味料に対する需要は年々大きく拡大しており、工場新設はこうしたニーズを満たすものだという(2024年5月2日記事参照)。

地鎮祭には同社の日本本社から茂木友三郎取締役名誉会長、堀切功章代表取締役会長、茂木修代表取締役専務執行役員らが参加。ウィスコンシン州からは、同州のトニー・エバース知事(民主党)をはじめ、同社と関係が長年深いトミー・トンプソン元州知事(共和党)、ジェファーソン郡長のベン・ウェーマイヤー氏やジェファーソン市長のデール・オッパーマン氏ら自治体関係者も多く参加した。

茂木名誉会長は地鎮祭でのあいさつで「われわれはジェファーソン市の新工場建設とウォルワース市にある既存工場の拡張のために、最低でも合計8億ドルを投資する。ジェファーソンには優れた労働力があることに加え、地理的にも州の中心に位置し、大豆や小麦などの原料の調達も容易だ。これは、キッコーマンが50年前にウォルワース市を選んだ時の理由と同じだ」とした上で、「優れた投資環境を長年にわたり提供してくれているウィスコンシン州にあらためて敬意と感謝の意を表したい」と述べた。

エバース知事は「米国で日本企業の投資額が国別で最大の州の1つとして、キッコーマンの新たな投資を心より歓迎する。この投資がさらに州の経済成長を一層後押しするものとして確信している」とし、「この投資は経済的側面だけでなく、雇用増などを通じたコミュニティーへの貢献、研究開発を経たイノベーションの創出にもつながるものだ」と期待感を示した。

写真 くわ入れをするエバース知事や茂木名誉会長ら(ジェトロ撮影)

くわ入れをするエバース知事や茂木名誉会長ら(ジェトロ撮影)

(西澤知史)

(米国、日本)

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