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上半期のBEV市場は過去最高の活況、テスラが牽引(チリ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月16日 0時50分

添付資料PDFファイル(190 KB)

チリのバッテリー式電気自動車(BEV)市場で、米国のテスラの売り上げが絶好調だ。チリ全国自動車産業協会(ANAC)の7月の発表によると、同国の2024年上半期のBEV売り上げ台数(新車のみ、バスなど大型車を除く)は1,735台、うち約25%の431台をテスラが占め、メーカー別で首位を獲得した(添付資料表1参照)。同社は2024年1月に南米で初のショールームをチリの首都サンティアゴに所在するショッピングセンターでオープンしており(2024年2月6日記事参照)、この動きがチリ市場に攻勢をかけるきっかけとなったと考えられる。モデル別の売り上げでも、テスラの「MODEL 3」と「MODEL Y」が1位、2位を占めており、存在感を示した(添付資料表2参照)。

市況は上向き、下半期の各社の攻防に注目

2023年にはチリのBEV市場での売り上げ台数が年間で1,588台だったことを考慮すると、2024年は上半期時点で既に同台数を上回っていることから、市場全体が非常に活況になっている様子がうかがえる(添付資料図参照)。また、2023年はMAXUS、BYDなどの中国メーカー勢が上位をほぼ独占する傾向にあったが、2024年上半期はテスラに加え、「KWID E-TECH」などの車種の売り上げが好調だったフランスのルノーが大きくシェアを拡大している。今後も2024年末に向けて、新モデルの発表などを通じた各社の攻防が注目される。

(佐藤竣平)

(チリ)

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