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トヨタ、米テキサス州サンアントニオ製造工場に5億ドル超の投資(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 13時20分

トヨタ自動車は6月21日、米国テキサス州サンアントニオ市の製造拠点に5億3,100万ドルを投資すると発表した。新たに50万平方フィート(約4万6,500平方メートル)の敷地に、変速機と車軸を結ぶドライブトレイン部品製造施設を建設し、400以上の雇用を創出する見込みだ。

サンアントニオ工場は北米トヨタ10カ所目の工場として2006年に開設した。ピックアップトラック「タンドラ」とハイブリッドのスポーツ用多目的車(SUV)「セコイア」を同じ生産ラインを使って製造している。2023年の年間生産台数は18万1,000台以上。現在の建屋面積は250万平方フィート(約23万2,260平方メートル)、従業員数は9,400人(注)。これまでの投資は総額47億ドルに上る。

テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は「テキサス州がトヨタのような世界的な強豪企業にとって20年以上『ホーム(本拠地)』であることを誇りに思う。今回の投資は、テキサス州の比類のないビジネスを展開するのにふさわしい環境や、税負担の少なさ、若く成長し続ける技能あふれた労働力の証しとなるものだ」と述べた。ほかにも、サンアントニオ市のロン・ニレンバーグ市長(無所属)、ベア郡のピーター・サカイ長官(保守党)、テッド・クルーズ連邦上院議員(共和党)、トニー・ゴンザレス連邦下院議員(共和党)が投資を歓迎する多数のコメントを続いて出した。

トヨタは米国での生産能力増強の投資を相次いで発表している。6月5日にはアラバマ州ハンツビルのエンジン工場に2億8,200万ドルの投資を発表した(2024年6月7日記事参照)。

(注)2022年3月1日時点。オンサイトサプライヤーを含む。

(キリアン知佳)

(米国、日本)

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