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ユニコーンストアーズが香港で、日本産牛・豚・鶏肉専門販売カウンターを開設(香港、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月22日 1時50分

添付資料PDFファイル(85 KB)

香港島のアピタ(APITA)太古城店を運営するユニコーンストアーズは10月5日、同店において、日本産の牛肉、豚肉、鶏肉の販路拡大に向けた専用販売カウンター設置のオープニングセレモニーを開催した。

専用販売カウンターの開設は、食肉および食肉加工食品を中心とした食品会社のスターゼン、北海道食品輸出開発社および香港の輸入商社兼卸事業者パシャトレーディングの3社の連携による。

セレモニーには、一般客を含む約100人が参加した。スターゼンの若松威男海外本部長は「香港の小売り現場を初めて見ることができてうれしい。予想以上に、来客数が多く、品ぞろえも日本と同等かそれ以上と感じた。香港における今後の消費の伸びに期待したい。今後とも、日本からどんどん、おいしい食肉を供給したいと思う」と意欲をみせた。また、試食販売PRは一般客に好評で、日本産の牛肉、豚肉、鶏肉への好感を表すコメントもあった。

APITAの幹部は「今回のような日本企業の連携で、良質で安定的に、肉類の供給を実現できる販売カウンターが開設されることは非常に喜ばしい。特に、この販売カウンターには、優秀なプロモーター(販売員)が配置されており、継続的に日本産豚肉(北海道産)、黒毛和牛(九州産)の販促活動を行い、今後の売れ行きに期待している。また、今後は畜産加工品(ハム・ソーセージ類)の販売も10月から開始予定だ」とコメントした。

日本の農林水産省によると、日本から香港への肉類の輸出量は、年々増加傾向だ(添付資料表参照)。ただし、豚熱のワクチンを接種した県からの豚肉は輸出することができないため、現在、北海道産のみが香港に輸出されている。なお、2023年の日本産農林水産物・食品の輸出額総計(1兆4,541億円)のうち香港向けは第2位(2,365億円、構成比17.4%)で、品目別実績では、牛肉は香港向け輸出額のうち第4位だった。

写真 オープニングセレモニーの様子(ジェトロ撮影)

オープニングセレモニーの様子(ジェトロ撮影)

(川上秀雄)

(香港、日本)

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