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開催30周年の「Manga Barcelona 2024」、バルセロナの会場で日本食をPR(スペイン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月12日 1時0分

バルセロナで1258日、スペイン最大級の漫画とアニメの展示会「Manga Barcelona 2024」が開催された。同展示会は2024年に開催30周年を迎え、来場者数は過去最多の167,000人を超えた。漫画家のいがらしゆみこ氏や浦沢直樹氏なども来場し、漫画講座やライブドローイングなどさまざまなイベントでファンを楽しませた。日本企業として、任天堂、バンダイナムコ、東映アニメーションなどが出展。任天堂は今回、スペインで初めてポップアップストアを設置したという。会場は多数のコスプレーヤーをはじめ、日本ファンを中心ににぎわい、同国における日本のコンテンツ産業の盛り上がりを物語った。

写真 「Manga Barcelona 2024」会場の様子(ジェトロ撮影)

「Manga Barcelona 2024」会場の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロはこの機会を捉え、会期中2日間、「NIHON RYORI」ゾーンで日本食のプロモーションイベントを実施した。スペインの日本食普及の親善大使(注1)であるロジャー・オルトゥーニョ氏および日本産食材サポーター店認定制度(注2)の認定店舗と連携し、北海道産ホタテや宮崎県産ハマチ、和牛などの魅力をPR。シェフによる調理実演ののち試食を提供することで、レシピの提案も含めたPRを可能とした。本イベントには、展示会来場者のほか、レストラン、調理学校関係者を含め、各回約200人が参加した。

参加者からは、「ハマチ、和牛ともに初めて食べたが、どちらも口の中でとろけておいしい。レストランでもぜひ食べたい」という声や「魚のさばき方や調味料など日本食の調理方法から学ぶことができた」との声が聞かれた。担当したシェフは、「調理実演することで参加者とコミュニケーションを取りながら、より近い立ち位置で日本食をPRすることができる」と話した。実演終了後にはレストラン名を尋ねる者も多数いた。

写真 「NIHON RYORI」ゾーンにおける調理実演中の様子(ジェトロ撮影)

「NIHON RYORI」ゾーンにおける調理実演中の様子(ジェトロ撮影)

また、本展示会開催にあわせてスペインに渡航した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクター「ミャクミャク」も同イベントに登場し、大阪・関西万博のPRを実施した。

写真 参加者試食中に大阪・関西万博のPRを行う様子(ジェトロ撮影)

参加者試食中に大阪・関西万博のPRを行う様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは、スペインにおける日本食のさらなる普及を目指し、今後も関係機関と連携し、日本食PRの機会を継続的に提供していく。

次回は、2025年12月5~8日に開催予定。

(注1)海外への日本食・食文化や日本の農林水産物・食品のさらなる魅力発信に寄与する者を任命する、農林水産省の制度。任命された者は、プロの視点に立って海外の日本料理関係者らへ助言、農林水産省などが実施する事業などへの協力、各種メディアでの情報発信などを通じて、国内外への日本食・食文化などの普及を担う。

(注2)日本国外にある、日本産食材や酒類を使用/販売しているレストラン/小売店を「日本産食材サポーター店」として認定する制度。

(宮下葉月)

(スペイン)

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