ジェトロ、「WHISKY+BEIJING2024北京ウイスキーフェスティバル」に日本館を初出展(中国、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月31日 0時10分
「WHISKY+BEIJING2024北京ウイスキーフェスティバル」が5月17~19日、中国・北京市で開催された。本イベントは中国華北地域で最大規模のウイスキー展示会で、主催者によると、今回の総展示面積はアジア最大の9,000平方メートル、来場者は25~34歳の若い世代がメインで、2万人以上に及んだ。
ジェトロは、同展示会に日本館を初めて設置し、展示面積96平方メートルにわたって、日本産蒸留酒(ウイスキー、焼酎、泡盛など)を取り扱う19社の252SKU(注1)の商品を展示した。会場近くにあるコーヒー店「dotcom coffee」との特別コラボレーション企画として、会期限定で日本産蒸留酒入りブレンドコーヒー3種類の無料試飲を実施し、日本産蒸留酒の新しい活用方法を提案し販路拡大を試みた。
また、WeChat上の中国語オンラインカタログ「JETRO日本商務館(ChinaJapanStreet」(注2)」において、本イベントの特集ページを開設し、オンライン上で出展企業と中国バイヤーとのビジネスマッチング支援を図った。
日本館には連日多くの来場者が訪れ、来場者からは「日本酒と日本ウイスキーしか知らなかったが、日本産蒸留酒の豊富さに驚いた。また、焼酎の飲み方や割り方のバリエーションがウイスキーより豊富で、日本料理を食べる際の新しい選択肢を見つけた」とのコメントがあった。
ジェトロのイベントへの参加経験もある薩摩酒造(上海)貿易の戴楠総経理は「初めてウイスキー展示会に出品したが、ウイスキー愛好家は同じ蒸留酒である本格焼酎を受けいれやすいと分かったし、自社商品の良い宣伝機会となった」と話した。日本館出展企業との特別コラボレーション企画を行った濰坊古点餐飲珈琲事業部市場企画専員のアリサ氏は「コーヒーと日本蒸留酒の組み合わせは、目覚めと癒しを同時にお客様に提供でき、新しい風味の提案として成功し、今後の商品開発に無限のアイデアと可能性をもたらした」とコメントした。
日本館の様子(ジェトロ撮影)
日本産蒸留酒入り珈琲の試飲を待つ行列(ジェトロ撮影)
(注1)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。
(注2)JETRO日本商務館の資料を参照。
(王瑩)
(中国、日本)
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