1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

8月の失業率は4.91%、2月時点から0.09ポイント上昇(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月14日 0時5分

添付資料PDFファイル(216 KB)

インドネシア中央統計庁(BPS)は11月5日、2024年8月時点の失業率が4.91%だったと発表(添付資料図参照)した。前回調査の2024年2月時点からは0.09ポイント上昇したが、前々回調査の2023年8月時点に比べると0.41ポイント改善した。

居住地域別では、都市部の失業率が5.79%、非都市部の失業率が3.67%となった。前年同月比で、都市部の失業率は0.61ポイント改善、非都市部の失業率は0.21ポイント改善した。2024年2月との比較では、都市部の失業率は0.10ポイント改善、非都市部の失業率は0.30ポイント悪化した。

なお、2024年8月時点の生産年齢人口(注1)は2億1,537万人で、前年同月比で278万人増、2024年2月比で137万人増と、インドネシアの人口増加に伴い増加傾向にある。そのうち、労働力人口は1億5,211万人で、非労働力人口(注2)は6,326万人だ。2024年8月時点の労働力人口は、就業者1億4,464万人、失業者747万人という構成だった。

産業別で最も多くの就業者数を抱えるのは農林水産業(28.18%)、商業(18.89%)、製造業(13.83%)だった。就業者数の割合の増加率(前年同月比)では、輸送・交通が0.11ポイント減で最も低く、宿泊・飲食が0.08ポイント増で最も高かった(添付資料表参照)。

地域別にみると、全国38州で最も失業率が高かったのは西ジャワ州(6.75%)、最も低かったのは山岳パプア州で1.32%だった。ジャカルタ首都特別州では6.21%で、前年同期比で0.32ポイント改善した。

BPS長官代理のアマリア・アディニンガー・ウィディアサンティ氏は「失業者数と失業率が減少を続けているほか、失業率については新型コロナ禍前の2019年8月と比較しても低い水準にある」と述べた(「コンパス」11月6日)。

(注1)BPSは、生産年齢人口を15歳以上の全ての人口と定義している。

(注2)BPSは、「まだ学校に通っている、家事手伝いをしている、または個人的な活動以外の活動を行っている労働年齢(15歳以上)の人々」と定義している。年金受給者や、高齢者、障害を持つ人々などが含まれる。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください