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1~5月の港湾貨物取扱量は3.4%減も、肥料の取扱量が増加(ロシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 1時20分

添付資料PDFファイル(140 KB)

ロシア商業海港協会の発表(6月13日)によると、2024年1~5月のロシア海港での貨物取扱量は前年同期比3.4%減の3億7,300万トンだった(添付資料表参照)。全体の取扱量が減少した中、肥料の取扱量が増えた。鉄道を経由した肥料の輸出量が増加している。

貨物取扱量を品目別で前年同期と比較すると、コンテナ貨物(10.7%増)、穀物(11.0%増)、鉱物質肥料(30.3%増)、液化ガス(3.6%増)、食品(16.9%増)が伸びた。一方で、石炭(13.9%減)、鉄鋼(11.9%減)、鉱石(4.6%減)、原油(1.8%減)、石油製品(9.8%減)が減少した。海港所在海域別では、バルト海域が0.7%増、カスピ海域が34.7%増加した一方、北極海域が4.4%減、アゾフ・黒海域が8.2%減、極東海域が3.0%減だった。

ロシア鉄道は、肥料の輸送を拡大させている。同社の路線を経由した2024年1~5月の肥料の輸出は、前年同期比17.9%増の1,370万トンとなった(「ポート・ニュース」2024年6月17日)。同社のSNSであるテレグラム・チャンネルによると、輸出肥料の大半はロシア北西部、南部、極東方面の港湾に輸送され、それぞれの方面への輸送量は980万トン(28.6%増)、160万トン(8.3%増)、6万4,000トン(3.4倍)だった。

5月単月でみると、ロシア海港の貨物取扱量は前年同月比5%減の7,700万トンとなった。海域別でみると、北極海域が2%増だった一方、アゾフ・黒海域が13%減、バルト海域が1.3%減、極東海域が2%減だった(「インフラ・ニュース」6月17日)。5月単月のロシアの港湾におけるコンテナ貨物の取扱量は47万TEU(注)を超え、前年同月比9.7%増だった(「インフラ・ニュース」6月14日)。

(注)Twenty - foot Equivalent Unitsの略で、20フィートで換算したコンテナ個数を表す単位。20フィートコンテナ1個分を1TEUと呼ぶ。

(後藤大輝)

(ロシア)

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