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インド西部プネ国際空港の新ターミナルが運用開始(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月23日 1時5分

インド西部マハーラーシュトラ(MH)州のプネ国際空港は7月14日、新旅客ターミナルの運用を開始した。就航路線や利用者の増加で混雑していた施設が近代的に拡張されたことで、同州最大の工業集積地プネの利便性が高まることが期待される。

総工費42億3,000万ルピー(約80億3,700万円、1ルピー=約1.9円)をかけた新ターミナルは、総面積5万1,595平方メートルに、旅客搭乗橋10機、手荷物ターンテーブル(バゲッジカルーセル)5カ所、有人チェックインカウンター34カ所、セルフチェックインステーション25カ所を配備し、年間900万人の旅客を収容可能になった。旧ターミナル(面積2万2,000平方メートル、年間700万人収容)から大幅に拡張した(「エコノミック・タイムズ」紙、「ミント」紙7月14日)。

2024年3月10日にナレンドラ・モディ首相がオンライン出席した落成式では、4月第1週から運用を開始するとしていたが、営業開始に必要な保安警備態勢などが間に合わず、予定より3カ月遅れでオープンした。新ターミナルでは、エア・インディアと子会社で格安航空会社(LCC)のエア・インディア・エクスプレスの2社が運用を始めた一方で、航空会社からの案内が不十分だったため、利用者の一部がターミナルを間違えて乗り遅れるといった混乱も生じている(「ヒンドゥスタン・タイムズ」紙7月16日)。

MH州では、過密状態のムンバイ国際空港とは別に、ムンバイ郊外にナビ・ムンバイ国際空港の建設が進み、2025年3月から運用を開始する計画だ。成長著しいインドの都市経済の発展とともに、増え続ける旅客へのインフラ整備が進んでいる。

(松永宗德)

(インド)

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