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Eコマースをテーマにスタートアップ3社が登壇、「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.5」(ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月18日 0時15分

ジェトロは8月28日、在ベトナム日本大使館、ベトナム日本商工会議所(JCCI)、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と共同で、日本企業とベトナムスタートアップの交流イベント「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.5」を開催した。「Eコマース(電子商取引)」をテーマに、ベトナムのスタートアップ3社がピッチに登壇し、ウェビナー形式で80人が参加した。同イベントは、2024年3月に始まった日本とベトナムの官民連携の枠組み「新しい日越共同イニシアチブ」のうち、「イノベーション/DX推進」をテーマに行うプロジェクトの第5弾となる(2024年4月4日記事参照)。

冒頭のあいさつで、ジェトロ・ハノイ事務所の小篠春彦所長は「Eコマースなど、ベトナムで顧客ネットワークを擁するスタートアップは、日本企業の関心が高い」と述べた。

ピッチでは、スフェイシー(SPHACY)、ハラナ(HALANA)、カラバン(Karavan)の3社が登壇した。

スフェイシーは、薬局と医薬品流通代理店・商社向けに販売・管理ソリューションを手掛ける。薬局には「SPHACY GPP」というソフトウエアを提供。専用アプリを通じて、医薬品の発注、在庫と顧客情報の管理、店舗の収益分析など、ニーズに合わせた管理レポートの作成ができる。約3万店舗の薬局が利用している。医薬品流通代理店・商社には、「SPHACY GDP」というソフトウエアを提供。専用アプリを通じて受注管理、オンライン決済、システム上での請求手続き、倉庫からの出荷を行う。ベトナム国内で「SPHACY GPP」を利用する薬局への営業や販路拡大ができる。

ハラナは、工業分野に特化したBtoB取引のEコマースを展開している。電動工具や工業薬品など20以上のカテゴリーの製品を取り扱い、企業の購買担当は複数のサプライヤーの製品を比較して購入することが可能だ。国内300社以上のサプライヤーが登録しており、グローバル企業を含む500社以上の購買需要に応えている。

カラバンは、食品を主に取り扱うBtoB取引のEコマースを通じて、メーカーと個人商店やHORECA事業者(ホテル、レストラン、カフェ、ケータリング)を直接結び付ける。小売店は、カラバンが自社倉庫で管理する商材を一括して仕入れできるほか、国外の商品も同社プラットフォームを通じてメーカーに注文できる。また、カラバンはプロモーション用の店頭ディスプレーを提供するなど、オンラインとオフラインの双方で店舗の運営を支援する。

写真 ピッチの様子(ジェトロ撮影)

ピッチの様子(ジェトロ撮影)

(注)この記事に登場するスタートアップへの取り次ぎを希望する場合は、ジェトロ・ハノイ事務所(VHA-Innovation@jetro.go.jp)まで連絡を。

(細川雄貴)

(ベトナム)

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