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CPTPPへの加入を前にロンドンで日本産コメ・コメ加工品商談会を開催(英国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月25日 1時35分

添付資料PDFファイル(87 KB)

英国の環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)への加入に関する議定書発効が1215日と約1カ月後に迫る中、同協定の発効により関税が撤廃される日本産のコメ・コメ加工品の商談会を1118日にロンドン市内で開催した(2024年8月30日記事2023年7月18日記事参照)。本商談会は、全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(以下、全米輸)が全日本カレー工業協同組合およびジェトロと連携・協力して実施したもの。英国内の輸入卸、小売り、外食など4769人が来場し、全米輸会員事業者7社との商談や日本産のコメ・米粉に関するワークショップに参加した。

ワークショップでは、コメに関する幅広い知識を持つことを日本米穀商連合会が認定する資格「五つ星お米マイスター」による炊飯の実演、おむすびの創作パフォーマンス、米粉を活用したスポンジケーキの調理実演、全日本カレー工業協同組合による米粉で揚げたカツのカツカレー試食提供などが行われた。日本食レストランのシェフから、「日本産米の食感や見た目の美しさ、特に光沢には驚かされた。複数の企業と有意義な商談ができ、試食したおにぎりも最高だった」とコメントがあった。

写真 ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

日本産の米粉で作ったスポンジケーキと英国で一般的に流通している米粉で作ったスポンジケーキの食べ比べもあり、試食した参加者からは「日本産の米粉のスポンジケーキは、想像以上にふわふわとした食感で、舌触りもなめらかで感動した」といった声が聞かれた。

また、商談会の冒頭あいさつで、在英国日本大使館の川上恭一郎公使が「片手で食べられるおにぎりが、英国のランチでサンドイッチと対決する日が来るだろう」と述べたのを受け、ロンドン市内でおにぎり販売を行っている事業者からは「ロンドンではおにぎり専門店がいくつかあるが、まだ草の根の取り組みであり、どうしたらサンドイッチと並ぶものとなるか、ほかのおにぎり事業者とともに大使館やジェトロと協力していきたい」との話もあった。

写真 商談会の様子(ジェトロ撮影)

商談会の様子(ジェトロ撮影)

CPTPPへの英国加入に関する議定書は12月15日に発効し、日英包括的経済連携協定(EPA)では撤廃されなかったコメ・コメ加工品の関税が撤廃されることとなっている(添付資料表参照)。

(林伸光)

(英国、日本)

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