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タイ中銀、中国人民銀行と現地通貨決済で覚書(タイ、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月31日 1時20分

タイ中央銀行(BOT)のセタプット・スティワートナルプット総裁は5月21日、中国人民銀行の潘功勝総裁と北京で会談を行い、現地通貨の利用とクロスボーダーでの支払いおよび決済の促進に向けた協力枠組みにかかる覚書に署名を行った。

BOTのプレスリリースによれば、覚書では、より容易に、効率的に現地通貨を利用できるようにして、支払いや決済で現地通貨を使用できる場面が増えるよう促す狙いがある。BOTは本連携について、両国で新たな地域エコシステムを造成し、貿易投資の促進をはかる取り組みの一環だとする。また、同日付の中国人民銀行側の発表にも、これ以上の詳しい内容はまだ記載されていない。

タイの2023年の貿易総額(5,743億1,600万ドル)のうち、中国(1,049億6,500万ドル)は18.3%を占めて最大の貿易相手国となった。財務総合政策研究所によると、近年はタイの輸入取引における人民元建ての割合が徐々に増えているという。

なお、BOTはこれまでも、マレーシアなどの周辺国の中央銀行と現地通貨決済に関する協力を進めてきている。

(北見創、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、中国)

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