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カザフスタンの自動車販売市場、中国ブランドの新規参入が相次ぐ(カザフスタン、中国、韓国、ウズベキスタン、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月31日 1時5分

添付資料PDFファイル(181 KB)

カザフスタン自動車ビジネス協会が発表した同国の自動車市場調査結果によると、カザフスタンでの2023年の自動車新車販売台数は前年比60.2%増の19万8,699台となった。内訳は、乗用車18万7,072台(前年比62.7%増)、貨物車両9,078台(10.7%増)、バス2,549台(3.2倍)だった。ブランド別販売台数の上位3位は2022年に引き続き現代、シボレー(注)、起亜が占め、伸び率もそれぞれ61.9%増、33.6%増、76.8%増と高かった(添付資料表1参照)。

日本ブランドでは、トヨタが販売台数で5位(前年比11.8%増)、レクサスが12位(40.5%増)に入った。スバルと三菱自動車も販売台数を伸ばしたが、市場シェアは1%に満たなかった。

中国ブランド車の販売増や新規参入がみられた。ブランド別では、チェリー(奇瑞汽車、前年比2.7倍)、ハバル(長城汽車、5倍)、JAC(安徽江淮汽車、2.2倍)、チャンガン(長安汽車、25倍)、エクシード(奇瑞汽車高級車、2.1倍)などが大きな伸びを見せた。ジェトゥール(奇瑞汽車)、オモダ(奇瑞汽車クロスオーバー)、タンク(長城汽車ハイブリッドSUV)、GAC(広州汽車)、紅旗(第一汽車高級車)、ジーカー(吉利汽車の高級EV)などのブランドが新たに登場している。販売台数をモデル別にみると、上位20位までに中国車5モデルが入り、韓国車の11モデルに次いで多かった(添付資料表2参照)。

カザフスタンの調査会社である自動車市場モニタリング分析エージェンシーは、2024年3月に公表したレポートの中で、中国ブランドのカザフスタン市場での販売拡大の要因について、欧州や日本ブランド車のロシアでの製造・販売停止により、カザフスタンへ自動車が供給されなくなったことが主たる原因、と分析している。

(注)シボレー・ブランドのカザフスタンでの販売は、ウズベキスタンのウズオートが行っている。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(カザフスタン、中国、韓国、ウズベキスタン、日本)

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