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エネルギー相がCOP26で自国の気候変動対策について発言(サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年11月16日 0時10分

サウジアラビアのアブドゥルアジーズ・エネルギー相は11月10日、英国グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、自国の気候変動対策について演説した(11月10日付「アラブ・ニュース」)。

エネルギー相は、地球温暖化対策のサウジアラビアの取り組み実績を示すとともに、気候変動への課題に対処するには、特定のエネルギー源に偏ったり反対したりすることなく、対策の多様性を認識し、パリ協定に定められた温室効果ガスの排出量削減を実現することが重要だと述べた。また、世界規模の対応が求められることとして、エネルギー安全保障、人類繁栄のための経済成長、気候変動対策の3つの柱を強調した。

演説後、サウジアラビアが会合の交渉を妨害しているとする環境活動団体グリーンピースの告発について発言を求められ、これは根拠がなく不正確で、捏造(ねつぞう)された告発だとして非難する一幕もあった。

サウジアラビアは、COP26開催前の10月23~25日にリヤドで開催されたサウジ・グリーン・イニシアチブ(Saudi Green Initiative :SGI)フォーラムで既に2060年までのカーボンニュートラル達成を目指す計画を発表(2021年10月25日記事参照)していたこともあり、会期中に主要閣僚からの目立った発言は見当たらなかった。しかし、COP26でのアブドゥルアジーズ・エネルギー相の発言では、サウジアラビアはOPECの中心的な存在でもあることから、二酸化炭素(CO2)回収などの技術を用いながら、産油国として化石燃料とも共存していく立場を主張したかたちとなった。

他方、11月10日付「サウジ・ガゼット」紙によると、エネルギー相は同国のグリーン・イニシアチブを具現化するための戦略を近日中に発表するとしている。同戦略には、エネルギー効率の向上や水素製造、再生可能エネルギーなど、脱炭素化に関連するプログラムなどが含まれるもようだ。

また、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は10日、ボリス・ジョンソン英首相との電話会談の中で、CO2排出量を管理・削減できる安全なテクノロジーを利用して、世界のエネルギー市場の安定性強化に貢献する姿勢を示した。今後明らかにされる前述のエネルギー戦略も含め、サウジアラビアの脱炭素への取り組みについて、当地の日系企業も注目している。

(位田陸)

(サウジアラビア)

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