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第2四半期の成長率は前年同期比4.7%、4四半期連続成長で経済回復が持続(スリランカ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月26日 0時40分

添付資料PDFファイル(311 KB)

スリランカ・センサス統計局(DCS)は9月13日、2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を前年同期比4.7%と発表した。2023年第3四半期(7~9月)の1.6%、2023年第4四半期(10~12月)の4.5%、2024年第1四半期(1~3月)の5.3%に続く4四半期連続のプラス成長となった(2024年6月19日記事参照)。

産業別成長率(前年同期比)では、農林水産業が1.7%、鉱工業が10.9%、サービス産業が2.5%だった。農林水産業では、穀物栽培(コメを除く)が22.7%増、畜産で8.6%増えた。鉱工業では、建設業で15.5%、鉱業・採石業で21.5%増えたほか、基礎金属・加工金属製品の製造が31.6%増、化学製品および基礎医薬品の製造が24.0%増加した。サービス産業では、宿泊・飲食サービス業が21.1%増、保険・再保険・年金積立金が14.1%増、ITプログラミング・コンサルタントおよび関連業務が14.0%増と高い成長をみせた(添付資料表参照)。

DCSは、2024年第2四半期のインフレが低水準で推移するとともに、金利の低下や輸入規制の緩和によって運転資金や原材料の仕入れが増加したことや、観光客数が増加したことで、4四半期連続のプラス成長を記録したと分析している。

コロンボのインフレ率は、2024年1月1日に実施された付加価値税(VAT)の引き上げにより、2024年1月に前年同月比6.4%、2月に5.9%を記録したが(2024年3月8日記事参照)、その後は0.5%~2.4%の範囲で推移している(添付資料図参照)。スリランカ中央銀行(CBSL)は7月24日に政策金利として、市中銀行による中銀への預金にかかる中銀預金金利(Standing Deposit Facility Rate:SDFR)を8.5%から8.25%に、中銀から市中銀行への貸し出しにかかる中銀貸出金利(Standing Lending Facility Rate:SLFR)を9.5%から9.25%に引き下げている。

(大井裕貴)

(スリランカ)

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