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米オープンAI、レディットとの協業発表、チャットGPT-4oも好調(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月28日 0時10分

対話型人工知能(AI)の「ChatGPT」などの開発を手掛ける米国のオープンAI(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)は5月16日、掲示板型のソーシャルニュースサイトを運営するレディット(Reddit、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)との協業を発表した。これにより、オープンAIはレディットのコンテンツ、特に最新の話題について、チャットGPTやほかの新製品に活用できるとしている。また、レディットはオープンAIのAIプラットフォームを活用する予定だという。さらに、オープンAIはレディットの広告パートナーになる予定という。

レディットのスティーブ・ハフマン共同創設者兼最高経営責任者(CEO)は「レディットは人々が信頼でき、適切な、関連性の高い最新の話題など、インターネット上であらゆることを話す場として最大のオープンアーカイブとなった。このコンテンツがチャットGPTに含められることで、インターネットでのつながりを大切にする当社の信条を強化する」と述べた。

オープンAI、モバイルアプリの売れ行きでも好調

業界誌の「テッククランチ」(5月20日)によると、オープンAIはChatGPTの最新モデル「GPT-4o」発表後の1週間で、同社のモバイルアプリでリリース以来最高額の収益があったという。GPT-4oはテキスト、視覚、音声といった複数の入力を統合して処理できる同社初のマルチモーダルAIモデルとして、日本語を含めた20カ国語で使用できる。GPT-4oは文章のみならず、画像や音声、映像でも入力が可能で、文章、画像、音声であればどのような組み合わせでも生成することができる。また、前モデルまでの音声モードは、音声をテキストに変換してから入力され、それに対応したテキストを生成してから音声に変換した後に出力されていた。しかし、GPT-4oでは変換を介さず入出力を行うため、音声入力した際の出力までに最短で232ミリ秒、平均で320ミリ秒という人間の反応速度と同程度の速度で出力できるようになった。

GPT-4oはウェブサイト上で無料公開されたが、モバイルアプリでは有料サブスクリプションでないと使用できないため、多くの利用者が有料サブスクリプションにアップグレードしたことで、5月13~17日の間にアップル・アップストアとグーグルプレイで、4,200万ドルの純収益があったという。

(松井美樹)

(米国)

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