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リヒテンシュタインのIMF加盟、国民投票で承認(リヒテンシュタイン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月25日 15時15分

リヒテンシュタインは9月22日、1944年7月22日のIMFに関する協定の承認と、同国のIMF加盟に関する決定第79‐2号の承認に対する国民投票を実施し、全体の過半数の55.8%が賛成票を投じ、承認された。11の基礎自治体(Gemeinden)全てで賛成票が反対票を上回り、同国はIMFの191番目の加盟国となる。

リヒテンシュタインは2023年5月にIMFへの加盟を申請し、2024年3月のIMF理事会と4月の同総務会で、それぞれ賛成多数で承認されていた。同国は4月16日に動議を議会に提出、議会で5月16日に加盟が承認された。議会決定を承認するための国民投票が今回実施された。

投票に先立ち、リヒテンシュタインの政府と議会は、IMFへの加盟によって危機の際の安全が強化されるとの見解を表明していた。また、同国は、最後の貸し手としてのIMFを通じた長期的な金融の安定確保という目標に加えて、特に事業拠点と金融センターとしての同国の評判と知名度の向上への寄与を狙いとし、IMFへの加盟交渉や手続きを進めてきた経緯がある。

(田中晋)

(リヒテンシュタイン)

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