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第3四半期GDP成長率は1.5%と前期から鈍化、個人消費が牽引役(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2023年12月5日 0時5分

添付資料PDFファイル(176 KB)

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は11月20日、2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率が前年同期比1.5%だったと公表した(添付資料表参照)。個人消費、民間投資の加速がタイ経済の牽引役となったものの、サービス輸出は鈍化し、財輸出や政府消費は縮小した。結果として、第2四半期(4~6月)の同成長率1.8%から鈍化し、ロイターの事前予測調査(2.4%)を大きく下回る結果となった。季節調整済み前期比の実質GDP成長率は0.8%となり、第2四半期の0.2%から加速した。

2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(前年同期比)を需要項目別でみると、個人消費支出は8.1%増となり、前期(7.8%増)から加速した。宿泊施設、飲食サービスが36.9%増と、前期(47.8%増)から鈍化したものの引き続き高い伸び率を維持した。また、自動車購入は3.0%増と前期(10.8%増)から鈍化し、耐久財消費は3.2%増と前期(3.2%増)から横ばいになった。

総固定資本形成は1.5%増と前期(0.4%増)から加速した。民間投資が前期(1.0%増)から3.1%増に拡大したことが要因。建設投資、機械設備投資がそれぞれ3.6%増(前期2.0%増)、3.1%増(前期0.8%増)となり、前期から拡大したことが影響した。

輸出は0.2%増と、前期の0.6%増から減速した。サービス輸出も堅調な外国人旅行者数を受けて、23.1%増となったものの、前期(53.4%増)からは減速した。財輸出は3.1%減で4期連続のマイナスとなったが、マイナス幅は縮小傾向にある。製造品輸出が低調なことが要因。製造品輸出では、タイの主要輸出品目であるHDD(ハードディスクドライブ)に取って代わるSSD(ソリッドステートドライブ)の需要が高まっていることから、HDDの輸出が減少している。その他、パーム油、エアコン、鉄・金属、石油化学製品なども減少した。

2023年1~9月のGDP成長率は前年同期比1.9%となり、個人消費が7.3%増、総固定資本形成が1.7%増、輸出が1.0%増、輸入が4.6%減だった。総じて、外国人観光客数の増加によるサービス輸出の増加、好調な個人消費が牽引役となり、伸び悩む財輸出を補っている状況だ。

なお、NESDCは2023年のGDP成長率を2.5%と予測し、前回予測(2.5~3.0%)の下限を新たな予測値とした。

(藤田豊)

(タイ)

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