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ジェトロ、高松で国内輸出商社と四国の食品事業者との商談会を開催(香川、四国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月4日 0時10分

ジェトロは9月27日、日本産農林水産物・食品の輸出を目指す四国の食品事業者と、海外に販路を持つ国内輸出商社との対面式商談会を高松市内で開催した。加工食品や菓子、飲料などを取り扱う58社の食品事業者(うち香川県は19社)と、1都8県からさまざまな販路を持つ商社が11社参加し、合計103件の商談が行われた。対象国・地域は、香港やシンガポール、ベトナム、タイなどのアジア圏だけでなく、EUや米国、アラブ首長国連邦など多岐にわたり、各商社の強みを生かした商談となった。

参加募集時には90社近くの応募があり、四国内事業者の海外販路開拓への高い関心と意欲がうかがえる。また、商談に臨んだ事業者のうち、およそ2割は輸出未経験だったため、7月には、商談に向けた事前準備や効果的な提案方法などについて理解を深め、商談スキルの向上を目指すセミナーを対面とオンラインで開催した。講師からは、食品輸出の商流や販路開拓の手法などの基本的な説明があったほか、持参した方がよい商談資料やサンプル、商談後の迅速なレスポンスなどの重要性についてアドバイスがあった。

商談会に先立ち、商社はジェトロのオンラインカタログ「Japan Street」を通じて事業者側の登録商品を選定した。カタログには、各県の特産品を使用した商品が並ぶ。業務用・小売り用ともに、調理が簡単かつ本格的な味を味わえるような水産加工品、菓子、果物などに商社から多くの関心が寄せられた。当日は参加企業による提案書やサンプルの試飲・試食によって、商材の風味や特徴に触れながら、活発な商談が進められた。

参加した事業者からは、「販路の開拓に手応えがあった」「取引が確定した」といった成果のほか、「自社商品を海外で展開する場合のポイントをアドバイスいただけた」「ISOなど食品安全に関する国際認証の必要性を実感した」などのコメントがあった。また、参加した商社は、「四国企業とのつながりができた」「必要としていた商材があり、新たな発見もあった」と述べるなど、温暖で自然豊かな瀬戸内海の気候を生かした、四国の食品の新規提案・販路開拓に向けた手応えがみられた。

写真 商談会の様子(ジェトロ撮影)

商談会の様子(ジェトロ撮影)

(金子優)

(香川、四国)

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