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広州市、外資単独での病院建設プロジェクトを発表(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月25日 1時15分

中国の広州市白雲区政府は11月8日、シンガポールの医療系不動産事業者の鵬瑞利グループとの協力協定に署名した。鵬瑞利グループは、50億元(約1,050億円、1元=約21円)を投資し、同区に敷地面積1.18平方キロメートルの「粤港澳大湾区白雲国際大健康医養城」を建設する。「粤港澳大湾区白雲国際大健康医養城」では、国際医療サービスの提供を目的に、第1期プロジェクトで「鵬瑞利国際病院」を建設する。

なお、中国の商務部と国家衛生健康委員会、国家薬品監督管理局は2024年9月に「医療分野の対外開放拡大の試行に関する通知」を発表し、外国資本による独資(単独資本)での病院設立について、一部の地域で規制緩和を試行するとしていた(2024年9月11日記事参照)。「鵬瑞利国際病院」は、2025年内に完成し、サービスを開始する予定だ。

鵬瑞利グループの公式サイトによると、同グループはシンガポールに本社を置く、不動産業と医療健康分野を一体化した総合的なグループ会社。不動産業では、不動産の保有、開発、管理を行う事業者として、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシアに投資をしており、保有する不動産物件の合計建築面積は約740万平方メートルに及ぶ。医療健康サービス業務では、所有者、運営者、管理者として、病院・医療センター、医療健康総合センター、総合養老サービスの3つの分野を中心に事業を展開してきた。中国国内においては、成都市、天津市、昆明市など13都市に進出している。

(汪涵芷)

(中国)

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