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GITEX AFRICA 2024に日系スタートアップが4社出展(モロッコ、ナイジェリア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月12日 0時0分

第2回のアフリカ最大級の大型情報通信系展示会「GITEX AFRICA 2024」が5月29~31日、前年に続いてモロッコのマラケシュで開催された。主催者でドバイ・ワールド・トレード・センター(DWTC)関連企業のカオウンインターナショナルは、展示規模が前年の2倍に拡大したと述べ、メディアは130カ国から約1,800の出展が行われ、5万人以上が来場したと報じている。

今回はジェトロがジャパンパビリオンを設置し、「ジャパンテック・アフリカチェレンジ」で採択された社会課題解決系スタートアップ4社(注)がアフリカ各国政府関係者や企業、ベンチャーキャピタル(VC)などと商談を行った。日本勢ではこのほか、富士フイルムやエプソン、キヤノン、リコー、トレンドマイクロなどが出展した。

会期中開催されたスタートアップピッチコンテスト「スーパーノバチャレンジ」では、ジャパンパビリオンに出展していたドローン解析のスタートアップのソラテクノロジーがファイナリストまで残り、マラリア感染地域で活躍するユニークな技術が注目を集めた。

モロッコで開催したこともあり、アフリカはもとより中東、欧州、南西アジアなどからも企業関係者が集まり、ビジネス交流が展開された。地元からは政府機関や技術系大学に加え、スタートアップが200社以上参加し、開催国を代表してリタ・メズールデジタル移行・行政改革担当特命相はモロッコでの開催について、アフリカ出身企業による南南連携の深化拡大とともに、地元IT人材の育成や雇用機会創出に資すると意義を語った。開会式にはアジズ・アハヌッシュ首相も参加した。

主催者は2025年4月14~16日にGITEX AFRICA 2025をモロッコで開催することを公表した。また、今回の開催期間中の30日には、2025年にGITEX Nigeriaをナイジェリアの国家情報技術開発庁(NITDA)とともに開催すると発表した。主催者はナイジェリアのテック系エコシステムとGITEX AFRICAやGITEX EUROPEとの統合効果を狙っている。

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンのPR特別ステージ(5月31日、ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンのPR特別ステージ(5月31日、ジェトロ撮影)

写真 ピッチコンテストファイナリストとしてプレゼンするソラテクノロジー(5月31日、ジェトロ撮影)

ピッチコンテストファイナリストとしてプレゼンするソラテクノロジー(5月31日、ジェトロ撮影)

写真 開会式であいさつするアジズ・アハヌッシュ首相(5月29日、ジェトロ撮影)

開会式であいさつするアジズ・アハヌッシュ首相(5月29日、ジェトロ撮影)

(注)「ジャパンテック・アフリカチャレンジ」では5社が採択されたが、GITEX AFRICA 2024では最終的に4社が出展した。

(本田雅英)

(モロッコ、ナイジェリア、日本)

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