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メキシコの産業見本市「ITM 2024」、過去最多17社の日本企業が出展(メキシコ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月17日 0時30分

メキシコの製造業集積地であるグアナファト州の最大都市レオン市で10月9~11日、産業見本市「インダストリアル・トランスフォーメーション・メキシコ(ITM)2024」が開催された。ジェトロは3年連続でジャパンパビリオンを設置し、日本企業6社が出展。ジャパンパビリオンとは別に11社の日本企業が独自ブースを設けたことで、参加日本企業の総数はITM2023の15社を超え、過去最多の17社となった。今回のジャパンパビリオン出展者は次のとおり。

コニカミノルタ・ビジネス・ソリューションズ・デ・メヒコ(2年連続)
テイエルブイ(2年連続)
パイフォトニクス(初参加)
パスカル(初参加)
阪神ネジ(3年連続)
日立ハイテクメキシコ(初参加)

独自ブース出展企業は、井高、コスモ計器(初参加)、住友重機械工業(初参加)、ニデック、日本精工、日立エナジー、ミスミ(初参加)、ミツトヨ、三菱電機、CKD、SMC。なお、日本以外に国・自治体としてパビリオンを設置したのは、カナダのオンタリオ州、米国のテキサス州、カリフォルニア州の3自治体(メキシコ国内の州政府を除く)。

ITMは、ドイツの世界最大級の産業見本市「ハノーバー・メッセ」の海外派生版として2019年に誕生し、2024年で6回目の開催。2020~2021年は新型コロナ感染拡大の影響があったが、2022年に完全展示場出展型に戻った。2024年10月8日夜に開催された前夜祭および9日の開会式には、9月に就任したばかりのリビア・デニス・ガルシア・ムニョス・レド・グアナファト州知事も出席した。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 主催者によるメディアツアーに対応するパスカル社(ジェトロ撮影)

主催者によるメディアツアーに対応するパスカル社(ジェトロ撮影)

未来のモビリティをテーマとした展示会を併催

今回のITM2024では、ITM史上初の試みとして、未来のモビリティをテーマとした展示会「アメリカズ・モビリティ・オブ・ザ・フューチャー(AMOF)」が併催された。中国系のイーハン(EHang)が「アーバン・エアー・モビリティ(都市型の空飛ぶクルマ)」を披露したほか、中国系の完成車メーカーBYDやドイツのBMWが電気自動車(EV)、ブラジル発のWEGが自社製品やシステムを活用したEV充電設備などを展示した。また、クリーンエネルギーの活用推進もテーマに含まれており、同展示会内で開催された「未来のモビリティーに向けた水素技術におけるイノベーションとエネルギー効率」と題したパネルディスカッションでは、トヨタ・モーター・メキシコ副社長およびメキシコ日本商工会議所会頭の久我高輝氏が登壇。メキシコにおけるクリーン水素のバリューチェーン構築に向けた可能性について言及した。

写真 イーハン社が展示した空飛ぶモビリティー(ジェトロ撮影)

イーハン社が展示した空飛ぶモビリティー(ジェトロ撮影)

主催者のウェブサイトによると、次回のITMおよびAMOFは2025年11月11~13日に開催予定。開催地を初めて移転し、在メキシコ市の展示会場であるセントロ・シティバナメクスでの開催となる。

(渡邊千尋)

(メキシコ)

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