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国連総会に合わせた日米観光イベント、日本食の魅力PR(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月1日 0時20分

米国ニューヨーク(NY)市で9月23日、国連総会の開催期間に合わせて、ジェトロとJFOODO(日本食品海外プロモーションセンター)などの協力の下、観光庁主催、農林水産省共催によるレセプションが開催された。訪日観光客拡大などを目的とした催しで、米国の政財界要人や観光関連事業者、食の関連事業者、メディアなどを中心に約200人が参加した。

当日は、国連総会出席のためNYを訪問中の岸田文雄首相も会場を訪れ、日米のさらなる相互交流の拡大を図るため、2025年の大阪・関西万博開催や、世界文化遺産への登録が決まった新潟県佐渡島の金山などのPRを行った。また、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」の杯で同市の日本酒を試飲するとともに、富山県産ブリや石川県産しょうゆなどを使用した料理の試食を提供し、北陸の産品をPRした。メインステージでは、女子日本代表選手による空手演武のパフォーマンスや、元力士の小錦八十吉氏による訪日観光プレゼンテーションが行われ、会場を盛り上げた。

写真 小錦氏(マスコットの右)による乾杯のあいさつ(ジェトロ撮影)

小錦氏(マスコットの右)による乾杯のあいさつ(ジェトロ撮影)

写真 輪島塗と日本酒について説明を受ける岸田首相(左2人目、ジェトロ撮影)

輪島塗と日本酒について説明を受ける岸田首相(左2人目、ジェトロ撮影)

このイベントで、JFOODOとジェトロ、在NY日本総領事館などで構成する「米国輸出支援プラットフォーム」が料理・飲料の提供や、食の広報ブースの運営などを通じ、日本の食の魅力の発信し、日本産農林水産品・食品の消費や輸出の拡大に向けた広報活動を行った。料理の提供では、米国人として最年少でミシュラン1つ星を獲得し、日本食への造詣が深く、日本産食材の扱いにたけた米国人シェフのサミュエル・クロンツ氏を起用し、日本産のホタテ、ブリ、和牛などを使用したモダンアメリカンの特別メニュー10品を提供した。特別メニューの一部は来場者の目の前で調理され、次々と作られ美しく盛り付けられた料理の前に、多くの来場者が列をなした。

写真 来場者の目の前で調理(ジェトロ撮影)

来場者の目の前で調理(ジェトロ撮影)

「米国輸出支援プラットフォーム」では、日本食PRのブースを出展し、NY市内の日本食レストランや日本食材店の紹介、日本産食品などのPR映像の放映を行った。中でも日本食レストランの紹介パンフレットの人気が高かった。米国は、日本産農林水産物・食品の輸出額が第3位の巨大市場であることから、ジェトロは関係機関と連携し、日本食消費拡大のプロモーションを引き続き実施していく。

写真 米国輸出支援プラットフォームのブース(ジェトロ撮影)

米国輸出支援プラットフォームのブース(ジェトロ撮影)

(伊藤美希)

(米国、日本)

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