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アフリカ開発銀行、米国と関係強化へ(アフリカ、米国、ナイジェリア、コートジボワール、ケニア、ガーナ、セネガル、ザンビア、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月29日 1時30分

米国貿易開発庁(USTDA)の代表団は3月19日、コートジボワールの最大都市アビジャンにあるアフリカ開発銀行(AfDB)の本部を訪れた。AfDBのアキンウミ・アデシナ総裁は代表団受け入れの際の演説で、ジョー・バイデン米大統領の対アフリカ政策を称賛し、同国との関係強化を強調した。アデシナ総裁は「バイデン大統領が発表したPGII(注)の取り組みを称賛する」とした上で、AfDBは米国政府やUSTDA、米国国際開発庁(USAID)など米国のさまざまな機関と緊密な協力関係を築いていると述べた。

USTDAのエノー・エボン局長は今回の訪問について、「アフリカへの協力に対する米国のアプローチを再考するため」と位置づけ、アフリカへの投資ギャップを埋めるべく投資家を誘致し、AfDBとパートナー機関によって2018年に設立されたアフリカ投資フォーラム(AIF)との緊密な協力関係をあらためて強調した。USTDAは2022年にAIFとの協力を通じ、ナイジェリアの「モバイルヘルス遠隔医療プロジェクト」をコートジボワールやガーナ、ケニア、セネガルなどに拡大するための資金提供を発表している。アデシナ総裁は、AfDBがUSTDAと緊密に協力できる分野として、保険システムの標準化とデジタル化によるプライマリーヘルスケアへのアクセスと質の向上に対する投資、農村地域の保健サービスの提供を挙げた。

また、エボン局長とその代表団は3月19日から20日に開催された「米国-アフリカ グリーンで持続可能なファイナンシングワークショップ」に参加した。ワークショップはアビジャンで行われ、アフリカでのグリーンで持続可能なインフラプロジェクトへの資金投入を促進するために、知見の共有や意見交換を行った。

アデシナ総裁はインフラについて、グリーンインフラのために100億ドルを投入する「アフリカ・グリーン・インフラストラクチャー同盟(AGIA)」の取り組み(2024年2月20日記事参照)や、プロジェクト準備に10億ドルを投入している「アフリカ50」(注2)に言及した。さらに、ザンビアのロビト輸送回廊のほかに、156億ドルを要するアビジャンからナイジェリアのラゴスまでの回廊など、米国にとって大きな投資機会があると述べ、次回のAIFで、回廊に関する特別セッションを設けることを提案した。アフリカ南部では昨今、大規模な開発構想が進んでおり、中国の圧倒的なプレゼンスに対し、米国が巻き返しを図る構図となっている(2024年3月22日付地域・分析レポート参照)。

(注1)Partnership for Global Infrastructure and Investmentの略。米国がデジタルアクセス、農業、クリーンエネルギーインフラ、ロビト輸送回廊など、アフリカのさまざまなプロジェクトに15億ドル以上投資することになっている。

(注2)2014年に設立されたインフラ事業に特化した営利組織で、アフリカ全土のインフラ開発のペースを大幅に加速し、アフリカの成長と繁栄を促進することを目的とする。資本基盤として30億ドルを目標とする。

(加藤皓人)

(アフリカ、米国、ナイジェリア、コートジボワール、ケニア、ガーナ、セネガル、ザンビア、中国)

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