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ドイツ3州の大学による共同スタートアップイニシアチブ(ドイツ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月18日 1時15分

ドイツ・チューリンゲン州のイエナ大学を中心とするインターナショナル・スタートアップ・キャンパス(ISC1023日、ライプチヒで「ロードマップ2030」を開催した。ISCは、イエナ大学と、ザクセン・アンハルト州のハレ大学、ザクセン州のライプチヒ大学による共同スタートアップイニシアチブで、日本、中国、ベトナムなど東アジアを中心に国外の大学とも連携している。

写真 ISC「ロードマップ2030」の会場(ジェトロ撮影)

ISC「ロードマップ2030」の会場(ジェトロ撮影)

ISCは国際的なネットワークとイノベーションエコシステムにより、将来的に国外進出を狙う初期段階のスタートアップに対し、ネットワーク拡大や、国際的な成功を視野に入れた製品、ビジネスモデルなどの指導、国外市場に進出する際の意思決定プロセスを支援している。

ISCはドイツの連邦経済・気候保護省(BMWK)の「EXIST」プログラムで財政支援を受けている。このプログラムは、大学や研究機関の起業家環境の改善と、テクノロジーと知識に基づくスタートアップの数を増やし、成功率を高めることを目的としている。また、ドイツのスタートアップが世界規模で成長できるよう支援している。ISCは活動の中でドイツのスタートアップに日本、中国、ベトナムの大学や企業を紹介し、ドイツと東アジアの交流に積極的に貢献している。

「ロードマップ2030」では、トリプルA(アトラクト、アカデミー、アクセラレート)をモットーに、ISCのスタッフがプログラムやサービスを具体的に説明した。

日本との活動プログラムとしては、12112日に日本で実施される「EXPLORE JAPAN」が紹介され、サステナビリティーや、モビリティー、ライフサイエンス部門の計7社のドイツのスタートアップが参加する予定だ。

写真 ISC「ロードマップ2030」の様子(ジェトロ撮影)

ISC「ロードマップ2030」の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは同イベントで、ISCやスタートアップに対して、11月27日にベルリンで開催予定の「アジアベルリンサミット2024」の一環として開催される「Tech Innovation Challenge with Japan」を紹介した。ジェトロはこれまでも、ベルリン州(2024年6月11日記事参照)や、チューリンゲン州(2024年2月8日記事参照)などの新連邦州と日本のエコシステム交流の促進を図ってきた。

(インメ・ダービット)

(ドイツ、日本)

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