デフレ傾向続くコロンボ、12月のインフレ率は前年同月比マイナス1.7%(スリランカ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月23日 0時0分
スリランカ中央銀行(CBSL)は2024年12月31日、スリランカにおける最大都市コロンボの12月の消費者物価指数(CCPI)上昇率(インフレ率、注)を前年同月比マイナス1.7%と発表した(添付資料図参照)。前月よりは下落幅が縮小したものの、9月から4カ月連続での物価下落となった。
食品部門のインフレ率(前年同月比)は、2024年11月の0.6%から12月には0.8%とわずかに上昇した。一方で、非食品部門のインフレ率(同)は11月の3.3%から12月には3.0%と減少した。経済の基調的なインフレを反映するコア・インフレ率(同)は、11月の2.7%から変化がなかった。
CBSLの報告では、今後については数カ月間デフレ状態が続くとしながらも、中期的には適切な政策措置に支援され、政府が掲げるインフレ率5%の目標値程度に回復するとの見立てを維持している。
(注)コロンボ・ベースのCCPIは基準年2021年=100としている。
(深津佑野)
(スリランカ)
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