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マクロン大統領、トランプ氏、ゼレンスキー氏とパリで3者会談(フランス、米国、ウクライナ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月10日 10時35分

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は12月7日、パリのノートルダム大聖堂の再開を祝う式典に出席するためフランスを訪れた米国のドナルド・トランプ次期大統領を大統領府に招いて会談した。トランプ氏にとって大統領選挙後初めての海外訪問となった。この会談には、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領も加わり、3者会談が実現した。

マクロン大統領はトランプ次期大統領との会談後、自身のX(旧Twitter)で「米国とフランスの友情を誇りに思う。われわれがともに直面する課題は多い」と投稿した。トランプ氏は関税引き上げを公約しており、これが実施されると、電気自動車(EV)を筆頭に、高級ブランド、食品などのフランスの輸出産業に大きな影響を与えることが懸念されている。

フランス・米国の首脳会談後、ゼレンスキー大統領が加わった3者会談では、約35分にわたって3人だけで話し合いが行われた。具体的な内容は公表されていないが、マクロン大統領は会談後にXで「米国、ウクライナ、フランス。この歴史的な日にノートルダム大聖堂のために集結した。平和と安全のためにともに行動を続けよう」と訴えた。

ゼレンスキー大統領は同会談後、Xで「トランプ次期大統領とマクロン大統領との3者会談は良好で、実りあるものだった。トランプ次期大統領はいつもどおり毅然としている。彼に感謝する。また、この重要な会談を企画したマクロン大統領にも感謝の意を表する。私たちは、この戦争(ロシア・ウクライナ戦争)ができるだけ早く、公正に終わることを望んでいる。私たちは国民、現地の状況、公正な平和について話し合った。私たちは協働を続け、今後も連絡を取り合うことで同意した。力(強さ)を通じた平和は可能だ」と投稿した。

フランスでは12月4日、下院がミシェル・バルニエ内閣に対する不信任案を可決し(2024年12月6日記事参照)、翌5日にバルニエ内閣が総辞職するなど、国内政治の混迷が深まっている(2024年12月9日記事参照)。現地メディアは、この状況下でトランプ次期大統領とゼレンスキー大統領との3者会談を実現させたマクロン大統領の外交手腕を高く評価した。

(山崎あき)

(フランス、米国、ウクライナ)

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