米西海岸の2大港湾のコンテナ取扱量、9月としては過去最高記録(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2020年10月23日 14時35分

米国ロサンゼルス港湾は10月14日、9月のコンテナ取扱量が前年同月比13.3%増の88万3,625TEU(20フィートコンテナ換算)となり、9月としては過去最高の取扱量を記録したと発表した。9月の輸入取扱量は同比17.3%増の47万1,795TEUとなり、全体の伸びを牽引。また、7~9月のコンテナ取扱量270万1,847TEUは、四半期としては過去最高の取扱量を記録した。

同港では新型コロナウイルスの影響で貨物船のキャンセルが多発していた。コンテナ取扱量が3月に対前年同月比30.9%減を記録するなど(2020年4月16日記事参照)、春先から前年を大幅に下回って推移していたが、8月から前年同月比で増加に転じた。ロサンゼルス港湾局のジーン・セロカ局長はプレスリリースの中で、「わが国の公衆衛生や経済、輸出に不透明感が漂う中、輸入は明らかに改善している」と述べ、地元紙のインタビューでは、「10月の取扱量は95万TEU程度になる」という見通しを示している。

また、ロングビーチ港湾は10月21日、9月のコンテナ取扱量が前年同月比12.5%増加して79万5,580TEUとなり、9月としては過去最高を記録したと発表した。7~9月のコンテナ取扱量227万4,271TEUも、同じく四半期としては過去最高を記録。9月の輸入取扱量は前年同月比14.3%増の40万5,618TEUとなった一方、輸出取扱量は同8.7%減の11万2,556TEUと落ち込んでいる。

ロングビーチ港湾局のマリオ・コルデロ局長は「大手小売店が営業を再開し、年末商戦に向けて在庫を積み増しているほか、『新型コロナ禍』で消費者がEコマースの利用を増やす長期的な傾向が見られる」と輸入取扱量が増加している理由を説明し、「新型コロナウイルスによる米国経済への甚大な影響が続いていることから、引き続き注意が必要」と先行きへの警戒感を示した。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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