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モルドバ大統領選、親欧米派のサンドゥ氏が再選(モルドバ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月6日 15時0分

モルドバで11月3日、大統領選挙の決選投票が実施された。中央選挙管理委員会(CEC)が4日に発表した暫定結果によると、開票率99.86%時点の得票率は、親ロシア派で元検事総長の社会党(PSRM)のアレクサンドル・ストヤノグロ氏が44.59%、新欧米派で現職大統領の行動連帯党(PAS)のマイア・サンドゥ氏が55.41%となり、サンドゥ氏が再選された。

10月20日に実施された第1回投票の得票率(最終結果)では、サンドゥ氏は42.49%と、ストヤノグロ氏の25.95%を大きく引き離したが、過半数を獲得することができなかった(暫定結果は2024年10月22日記事参照)。

決選投票の総投票者数は169万9,025人だった。国外から32万8,000人以上のディアスポラ(移民)が票を投じ、その8割以上がサンドゥ氏を支持した。今回の選挙に参加したディアスポラ数は、彼らに投票権が認められた2010年以降最大だった。

今回の選挙では、EU加盟を推進するサンドゥ氏に対し、反対勢力による妨害が浮き彫りとなった。ロシア派勢力が有権者を買収した可能性があるとされ、サンドゥ氏は「ロシアによる大規模な介入」があったと主張している。EU加盟の是非について、10月20日に行われた国民投票では、賛成が50.35%、反対が49.65%と、僅差で賛成派が上回った(最終結果。暫定結果は2024年10月22日記事参照)。サンドゥ氏が再選されたことにより、モルドバのEU加盟への動きに注目が集まる。

(小林京瑞)

(モルドバ)

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