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カザフスタンの乗用車生産、韓国・中国車の伸びで過去最高を記録(カザフスタン、韓国、中国、ウズベキスタン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月4日 0時40分

添付資料PDFファイル(176 KB)

カザフスタン自動車ビジネス協会が取りまとめた同国の自動車市場調査結果によると、同国での2023年の乗用車生産台数は前年比29.2%増の13万6,459台と、2年連続で10万台超となり、過去最高を記録した。

台数増に大きく貢献したのは、中国ブランドのJAC(安徽江淮汽車)「J7」、韓国ブランドの起亜「スポーテージ」、現代「ツーソン」「バイヨン」、シボレー「オニキス」など(添付資料表参照)。シボレー「コバルト」は、生産台数では依然として首位だが、2022年比で16.7%減少した。なお、同車種はウズベキスタンから完成車が多数輸入されている。

カザフスタン自動車産業最大の生産拠点であるカザフスタン北部コスタナイ市にあるサリアルカアフトプロム工場では、起亜、シボレー、JAC、ジェトゥールなどを組み立てている。特にJACは、カザフスタンの乗用車総生産台数に占めるシェアが2022年の7.2%から2023年は12.8%に拡大している。

現代自動車と協業する地場の自動車販売大手アスタナ・モータ―スは、中国の奇瑞汽車(ブランド名チェリー)、長安汽車、長城汽車(同ハバル、タンク)の乗用車を年間9万台生産するマルチブランド工場を、2025年にアルマトイ北西部の工業地区で立ち上げる準備を進めている(2022年11月28日記事参照)。同工場の完成でカザフスタン自動車市場での中国ブランドの存在感が一層増すこととなる。

なお、2023年のトラック生産台数は8,033台(前年比30.2%増)、バス生産台数は3,089台(同2.5倍)だった。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(カザフスタン、韓国、中国、ウズベキスタン)

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