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9月の自動車販売台数、前年同月比1.7%減と減少幅が縮小、新エネ車は4割増(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月22日 0時25分

中国自動車工業協会(CAAM)は10月12日、9月の自動車販売台数が前年同月比1.7%減の280万9,000台、生産台数が1.9%減の279万6,000台と発表した。減少幅はそれぞれ前月から3.3ポイントおよび1.3ポイント縮小した。なお、前月比ではそれぞれ14.5%増、12.2%増だった。

販売台数の内訳は、乗用車が252万5,000台(前年同月比1.5%増)、商用車が28万4,000台(23.5%減)だった。うち、新エネルギー車(NEV)は128万7,000台(42.3%増)と好調で、自動車販売台数全体に占める割合は45.8%だった。NEVの販売台数の内訳をみると、バッテリー式電気自動車(BEV)は77万5,000台(23.8%増)と前月の8.3%増から2桁台の伸び率に回復したほか、プラグインハイブリッド車(PHEV)は51万1,000台(84.2%増)と、大幅に増加しNEV全体の39.7%を占めた。自動車輸出台数は53万9,000台(21.4%増)だった。

2024年1~9月の累計販売台数は2,157万1,000台(前年同期比2.4%増)、累計生産台数は2,147万台(1.9%増)だった。販売台数の内訳をみると、乗用車が1,867万9,000台(3.0%増)、商用車が289万2,000台(1.6%減)だった。NEVは832万台(32.5%増)で、自動車販売台数全体に占める割合は38.6%だった。

また、同期の自動車輸出台数は431万2,000台(前年同期比27.3%増)で好調を維持した。輸出台数の内訳は、乗用車が363万3,000台(28.0%増)、商用車が67万9,000台(23.6%増)。うち、ガソリン車は338万4,000台(32.0%増)、NEVは92万8,000台(12.5%増)だった。

1~9月の自動車輸出台数の上位10社は、奇瑞汽車(82万9,000台)、上海汽車(66万4,000台)、長安汽車(42万台)、吉利汽車(40万4,000台)、長城汽車(32万4,000台)、比亜迪(BYD、30万2,000台)、テスラ(21万6,000台)、江淮汽車(19万7,000台)、北京汽車(18万8,000台)、東風汽車(18万台)。伸び率(前年同期比)では、BYDの96.3%増が最大で、吉利汽車(63.4%増)、長安汽車(61.0%増)と続いた。

乗用車市場信息聯席会(CPCA)は10月12日、微信(WeChat)の同会公式アカウントで、9月の乗用車市場に対する分析を公表した。主なポイントは次のとおり。

国家発展改革委員会と財政部が7月に発表した消費財の買い替えへの支援強化に向けた1,500億元(約3兆1,500億円、1元=約21円)の超長期特別国債を割り当ての実施および自動車の買い替え補助金の支給額引き上げについて、政策の効果が表れている。
自動車の買い替え補助金に関しては、各省・市において具体的措置が相次いで発表されている。うち、一部の地域では、1台当たりの補助金額が上乗せされている。

(龐婷婷)

(中国)

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