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食品展示会インテルフードにジェトロが出展(アゼルバイジャン、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月4日 0時15分

アゼルバイジャンの首都バクーで、食品分野の展示会インテルフード・アゼルバイジャンが5月15~17日に開催された。今回で29回目の開催となった。ジェトロも出展し、日本食品を紹介した。

主催者によると、2024年は前年を上回る38カ国・地域から486社が出展し、約1万1,000人が来場した。ドイツやイタリアなど欧州企業に加え、ロシアやベラルーシのナショナルパビリオンなど、ロシアCIS地域から多くの参加が見られた。食品加工機械では韓国から2社、中国から1社が出展した。日本からの民間企業の出展はなかった。会期中には、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が来場し、注目を集めた。

ジェトロは、日本企業の商品を紹介するオンラインカタログサイト「Japan Street」(注)を紹介するブースを設置した。会場では、同サイト掲載企業のわさび加工品、日本酒、焼き肉のたれなどの商品サンプルを展示し、来場者に試食品を提供した。

バクー市内にはすしなどを提供するレストランが一定数存在するが、アゼルバイジャンが位置するコーカサス地域は物流面の難しさもあり、日本産食材の流通は非常に限定的だ。日本の財務省「貿易統計」によると、2023年の日本からアゼルバイジャンへの農水産物・食品輸出は野菜の種のみとほぼゼロに近い。

ジェトロのブースへの来場者の中には、メードインジャパンの日本食材を初めて口にする者が多く、好意的な反応が多かった。来場したバイヤーからは、「アゼルバイジャンと日本の間では貨物専用便が飛んでおり、活用しない手はない。良いサプライヤーがいればアプローチしたい」との声も聞かれた。

現状では、日本産食品に対しなじみの薄い消費者が多いが、在アゼルバイジャン日本大使館経済班の天田隼一・一等書記官によると、訪日を希望するアゼルバイジャン人のビザ申請数は近年増加傾向にあるという。日本文化や日本料理に関心を持つ人が増えれば、自国に戻ってからまた日本食を味わいたいという需要も自然と増えていくことが期待される。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

(注)「Japan Street」は、海外のバイヤーやディストリビューターとの商談・取引機会の創出を目的として、日本の企業・商品情報を掲載し、ジェトロが招待したバイヤーのみが閲覧可能なマッチングサイト。

(ネスリン・イシジャン、友田椋子)

(アゼルバイジャン、日本)

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