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鄂州花湖空港の累計貨物取扱量が100万トン突破、物流機能の拡大に注力(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月24日 1時20分

中国の武漢市商務局は10月19日、湖北省鄂州市に位置する貨物ハブ空港の鄂州花湖空港の累計貨物取扱量が100万トンを突破したと発表した。2022年8月に「アジア初の貨物ハブ空港」として開港した同空港は現在、79路線(うち国内51路線、国際28路線)を有し、欧米やアフリカ、その他「一帯一路」参加国を含む国外20カ国32拠点とつながっている。

翌20日には、Apex国際物流(中国)が運営する鄂州~アンカレッジ(米国)~シアトル(米国)間の定期貨物便の運航も開始した。同便の運航開始により、鄂州花湖空港と米国間のフライトは週32便となり、アンカレッジ、シアトル、ハワイ、ニューヨーク、シカゴ、マイアミの計6拠点で運航する。これらの拠点は、両国間の越境ECや生鮮食品など、高付加価値商品を提供する物流ルートとして機能する。顎州市民航弁公室の担当者は「湖北省やその周辺地域から運搬される貨物以外に、ベトナムやタイ、インド、バングラデシュといった国から米国に輸送する貨物についても、管轄していきたい」としている。

2024年3月には郵船ロジスティクスが鄂州花湖空港の貨物ターミナル事業への新規参入を発表している。同社は2025年5月から貨物ターミナル事業と貨物チャーター手配事業の開始を予定しており、同空港は国外企業との連携や貨物輸送サービスの拡充に向けた動きを見せている。

物流ハブとしての発展目指す湖北省

湖北省や武漢市政府は物流ハブとしての発展を目指しており、直近では中欧班列の武漢発着の定期運行便の増便(2024年9月27日記事参照)を積極的に行うなど、陸路と空路の双方で物流機能の拡充を目指している。

鄂州花湖空港は開港時の目標を「2025年までに国際線約10路線、国内線約50路線の就航」としており、同目標は既に達成されているものの、今後さらなる機能の拡大を図る。

(西島和希)

(中国)

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