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7月の消費者物価、前年同月比2.6%上昇(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月5日 0時35分

添付資料PDFファイル(117 KB)

韓国企画財政部は8月2日、7月の消費者物価が前年同月比で2.6%上昇し、食料品やエネルギー類を除いたコア物価は2.2%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。消費者物価上昇率は前月(2.4%)より高まった。

品目別にみると(添付資料表2参照)、農畜水産物は、集中豪雨などの異常気象の影響で野菜類の価格が高騰したため、物価上昇率は前年同月比5.5%と、前月(6.5%)と比べ低下したものの、引き続き高い水準となった。また、石油類(8.4%)も、国際原油価格の上昇や前年の価格下落の反動などにより大幅に上昇した。個人サービス(2.9%)も休暇のシーズンを迎え前月(2.7%)より上昇したが、公共サービス(1.9%)は前月(2.2%)より低下した。食料品やエネルギー類を除いたコア物価の上昇率は2.2%で、前月(2.2%)と同水準に落ち着いた。

同部によると、8月からは、異常気象などの一時的な要因が解消し、追加的な突発的要因がなければ、消費者物価上昇率は2%台前半から半ばに落ち着く見通しだ。韓国政府は、物価の安定基調が続くべく、最近の中東情勢や国際原油価格動向を注視しながら、状況別対応計画に基づき対応する方針を明らかにした。また、白菜・大根の備蓄の放出や割引支援などを通じて農産物の需給安定に万全を期すとともに、食品業界のコスト負担軽減を引き続き支援しながら、コスト低下などが価格に反映されるように業界とコミュニケーションを図っていく予定だ。

(橋本泰成)

(韓国)

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