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日本産食品試食会を開催、抹茶、干し椎茸、米菓、コメ、日本酒に関心(ブラジル、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月22日 13時10分

ジェトロは8月20~21日、日本産食品サンプルショールーム事業の一環で、ブラジルの当地食品バイヤー5社を招き、サンパウロ事務所内で日本産食品の試食会と意見交換会を開催した。会場には、7月に開催された「ふるさといいもの展」(2024年7月22日記事参照)に出展されたサンプルを中心に、酒類(清酒、焼酎、ジン、ウイスキーなど)、加工食品(レトルト食品、麺類、ふりかけ、梅干しなど)、調味料(しょうゆ、みそ、みりん、ドレッシングなど)、菓子(アメ、米菓)、茶(ほうじ茶、麦茶など)、コメなど、計144種類の商品が展示された。

今回のイベントでバイヤーの関心を集めたのは、抹茶、干し椎茸(しいたけ)、米菓、コメ、日本酒などだ。バイヤーによると、抹茶は、個人消費者に加えて現地レストランやケーキ屋向けにも需要があり、特に菓子に加工しても色が濃く鮮やかに香りも失われないものが重宝される。干し椎茸は、「Made in Japan」を強調するパッケージなどを使用し、安価で流通量も多い中国産と並べても手に取ってもらえる工夫が有効だという。米菓については、現地日系移民による消費が定着している。そのため、オーソドックスな味に加え、ゆずやカレー風味のせんべいなど、現地ではあまりみかけない種類を含めた複数の商品を提案してほしい、というバイヤーの声もあった。このほか、日本酒については、さまざまな商品が店頭に並ぶ中、「味も重要だが、手に取ってもらうためには、瓶やラベルの見た目が重要。瓶の色や形が特徴的なものや、キャラクターなどが描かれたラベルも有効だ」とのコメントもあった。

来場した沖縄食品の輸入業者URIZUNのチアゴ・キシモト氏は「実際にサンプルを見て、パッケージのサイズを確認できるのは便利」とし、オンライン商談前に実物を直接確かめる利点を述べた。また、コンテナ便の不足による輸送費の高騰と、8月にサントス港で起こったストライキの影響で輸入品の通関が遅れていることなど、直近の輸入に関しての問題点が挙げられた。

写真 ショールームにて試食をするバイヤーの様子(ジェトロ撮影)

ショールームにて試食をするバイヤーの様子(ジェトロ撮影)

写真 Japan Steetを通じた商品情報の確認、商談申し込みの方法などを説明(ジェトロ撮影)

Japan Steetを通じた商品情報の確認、商談申し込みの方法などを説明(ジェトロ撮影)

(堀池桃代)

(ブラジル、日本)

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