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ガザ停戦発効後5回目の身柄交換実施、ネタニヤフ首相は訪米終え帰国(イスラエル、パレスチナ、米国、イラン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月10日 14時30分

イスラエルとハマスの停戦合意(2025年1月20日記事参照)に基づき、28日に5回目の身柄交換が行われ、ハマスはイスラエル人の男性3人を解放した。イスラエル国防軍(IDF)によると、解放された男性3人は8日午前1154分(日本時間午後654分)にイスラエル領内に入り、家族との再会を果たしたという。

写真 テルアビブの「人質広場」で人質解放を見守る市民(ジェトロ撮影)

テルアビブの「人質広場」で人質解放を見守る市民(ジェトロ撮影)

イスラエル首相府によると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日に声明を発表し、「トランプ米大統領は私に完全に同意している。われわれは全ての人質を帰還させるために全力を尽くすが、ハマスがそこにいることはない」と述べた。停戦合意からこれまでにイスラエル人の人質16人とタイ人の人質5人が解放されている。

「タイムズ・オブ・イスラエル」紙(2月8日)によると、イスラエルはパレスチナ人183人を釈放した。そのうち18人は終身刑で服役していて、111人は2023年10月7日以降にパレスチナ自治区ガザ地区で拘束されたという。また「エルサレム・ポスト」紙電子版(2月9日)によると、IDFは9日、停戦合意に基づき、ガザ地区を南北に二分する「ネツァリム回廊」から撤退したという。

イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相は2月4日のトランプ米大統領との会談(2025年2月5日記事参照)後、翌5日にはJ.D.バンス米副大統領、マイケル・ウォルツ大統領補佐官(安全保障担当)ピート・ヘグセス国防長官、6日には超党派の上院指導部の議員ジョン・フェッターマン上院議員(民主党、ペンシルベニア州)、7日にはマイク・ジョンソン下院議長(共和党、ルイジアナ州)らとそれぞれ会談を行った。ネタニヤフ首相は6日にビデオ声明を発表し、「超党派の上院指導部の議員との会談で、彼らは2つの点で私に同意した。1つはイランが核兵器を保有してはならないということ、もう1つはハマスが排除されなければならないということだ。ハマスはガザに存在してはならない」と述べた。

ネタニヤフ首相は9日にイスラエルに帰国した。首相は同日夜の閣僚会議の冒頭に発言し、「今回の(米国)訪問と米大統領との会談には、イスラエルの安全保障を何世代にもわたって確保することができるさらなる大きな成果が含まれている」として、米訪問の意義を強調した。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(中溝丘)

(イスラエル、パレスチナ、米国、イラン)

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