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公共交通と特殊用途車両の輸入再開、自家用車は2025年2月に輸入再開へ(スリランカ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月23日 0時55分

添付資料PDFファイル(5 MB)

スリランカ政府は12月18日、乗車人員が10人以上(運転手を含む)の輸送用自動車や乗用車、特殊用途車両、自転車、トレーラーおよびセミトレーラーならびにそれらの部品の輸入を再開すると発表した(添付資料参照、一部品目を除く)。

スリランカ政府は、2024年6月に自動車・バイクの輸入を段階的に再開する方針を示していた(2024年6月19日記事参照)。今回の輸入解除措置は、2024年9月13日付閣議決定に基づくものとされており、同閣議決定では、2024年10月1日に公共交通と特殊用途車両、2024年12月1日に商用・貨物輸送車両、2025年2月1日に自家用車の輸入規制を緩和する予定としていた。

アヌラ・クマーラ・ディサーナーヤカ大統領は12月18日、スリランカの国会で「2025年2月1日に自家用車の輸入を再開する」と明言し、今後、自動車・バイクの輸入が進むとみられる。スリランカでは、2020年3月から外貨不足により、自動車の輸入制限を課していた(2020年4月30日記事参照)。その後、2023年8月に消費者向けの乗用車やバイクを除く商用車(2023年8月21日記事参照)、2024年4月には観光客の輸送を目的とする1,000台の車両に対して、限定的に輸入規制を緩和していた(2024年4月5日記事参照)。

同国の外貨準備高は、海外労働者の郷里送金や外国人観光客増加の影響で、回復傾向にある。2024年10月末時点の外貨準備高は63億8,817万ドル(注)で、10月の月間輸入額17億2,379万ドルの3.7カ月分に相当する。

(注)外貨準備高の63億8,817万ドルには、用途が制限される中国人民銀行からのスワップ枠が含まれる。

(大井裕貴)

(スリランカ)

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