2023年の総雇用者数、前年比4.4％増、民間賃金は5.2％増（ケニア）

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月13日 0時0分

ケニア国家統計局（KNBS）は5月20日、「エコノミックサーベイ2024」を発表した。2023年の総雇用者数は前年比4.4％増の1,999万6,300人だった。正規部門の雇用者数（自営業を含む）は4.0％増の331万700人、非正規部門（インフォーマルセクター）は4.5％増の1,668万5,600人（推計）だった。

正規部門のうち、自営業を除く賃金雇用者数は313万8,300人、うち68.4％を占める民間セクターが3.3％増、31.6％を占める公的セクターが5.9％増だった。民間セクターのうち、最も雇用が増えたのが宿泊・外食（観光業）の27.8％増（9万7,000人）だった。雇用者数の多い製造業は3.3％増（34万600人）、農林水産業は0.9％増（30万2,400人）だった。

正規部門の名目賃金（1人当たり、平均年収）は、民間セクターが5.2％増の91万9,917シリング（約110万3,900円、1シリング＝約1.2円）、公的セクターが0.5％減の83万8,731シリングだった。民間セクターを主な業種別でみると、製造業7.5％増（66万4,124シリング）、農林水産業が3.9％増（40万5,478シリング）、卸・小売業は6.9％増（100万7,563シリング）だった。

（佐藤丈治）

（ケニア）

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