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4月の自動車生産、前年同月比11.0%減の10万4,667台(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月31日 0時0分

添付資料PDFファイル(827 KB)

タイ工業連盟(FTI)は5月23日、2024年4月の自動車生産台数が、前年同月比11.0%減の10万4,667台だったと発表した(添付資料表参照)。今回の発表によれば、2024年4月の部門別では、乗用車が5.4%減の3万8,190台、開放式の荷台がある小型貨物自動車・ピックアップトラックなどの商用車が14.0%減の6万6,477台だった。自動車生産台数全体の68.7%を占める輸出向けは5.9%増の7万1,928台で、国内販売向けは34.2%減の3万2,739台。

2024年1~4月累計の自動車生産台数は、前年同期比17.0%減の51万8,790台だった。部門別では、乗用車が12.1%減の19万3,239台、ピックアップトラックなどの商用車が19.7%減の32万5,551台。また、輸出向けが2.9%減の34万5,608台、国内販売向けが35.7%減の17万3,182台だった。

タイ国内販売台数では、家計債務上昇に伴う自動車ローンの審査厳格化により、2024年4月は前年同月比21.5%減の4万6,738台。1~4月累計は、前年同期比23.9%減の21万494台だった。

中国メーカー(注1)は、バッテリー式電気自動車(BEV)を中心に2024年に入っても販売の攻勢を強めており、1~3月累計の乗用車販売シェアは21.6%で、2023年通年では17.1%だった。他方、日本メーカーシェアは1~3月累計では60.7%で、2023年通年では67.0%だった(添付資料図1参照、注2)。

商用車販売シェアでは、1~3月累計の中国メーカーは4.4%、2023年通年では7.1%だった。そして、日本メーカーシェアは1~3月累計では86.8%で、2023年では84.2%だった(添付資料図2参照)。自動車全体の総販売シェアをみると、中国メーカーの1~3月累計は11.3%で、2023年通年では10.9%だった。一方の日本メーカーの1~3月累計は76.3%で、2023年通年は77.8%だった(添付資料図3参照)。

2024年4月の完成車の輸出台数は前年同月比12.2%減の7万160台で、その輸出額は4.0%減の約481億バーツ(約2,068億円、1バーツ=約4.3円)だった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、5.8%増の約693億バーツだった。

同年1~4月累計では、完成車の輸出台数が前年同期比3.7%減の34万685台で、輸出額は8.7%増の約2,373億バーツだった。また、完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、8.3%増の約3,179億バーツだった。

(注1)中国企業には、長城汽車(GWM)や上海汽車(MG)、哪吒汽車(NETA)、BYDなどが含まれる。

(注2)国内販売台数に占めるブランド別のシェアは、本稿執筆時点(出所:タイ国トヨタ)で入手可能だった2024年1~3月のデータに基づいて作成している。

(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)

(タイ)

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