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第2四半期の外国投資、前年同期比15.1%増加(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月7日 0時40分

添付資料PDFファイル(204 KB)

インドネシア投資省は7月29日、2024年第2四半期(4~6月)の直接投資実績額を発表した。外資系企業による投資実績額(FDI)は前期比6.3%増、前年同期比15.1%増の144億8,810万ドルだった(添付資料表1参照)。

国・地域別投資実績額では、外国投資全体の31.9%を占めたシンガポール系が46億1,730万ドルで首位だった。投資実績件数も1万3,254件と最も多かった。次いで中国系20億4,320万ドル、香港系19億1,440万ドル、韓国系12億5,890万ドル、米国系8億9,490万ドル、マレーシア系8億7,760万ドルと続いた。日系企業による投資実績額は前期比16.3%減、前年同期比15.0%減の8億1,700万ドルで、国別順位は前期の5位から7位に後退した。上半期(1~6月)の累計投資額は17億9,350万ドルで、国別5位だった。

業種別で最も投資が多かった分野は基礎金属・金属製品・非機械および器具への投資で、43億9,450万ドル(外国系企業の投資総額の30.3%)だった。次いで鉱業8億9,440万ドル(同6.2%)、電気・ガス・水道8億7,140万ドル(同6.0%)だった(添付資料表2参照)。

地域別にみると、日系企業などが集積する西ジャワ州での外国投資額が25億3,710万ドルで最大だった。次いでニッケルなどの採掘地の中部スラウェシ州21億1,480万ドル、ジャカルタ首都特別州18億6,590万ドル、北マルク州17億9,290万ドル、バンテン州13億4,740万ドルと続いた。

バフリル・ラハダリア投資相は、FDIが前期比と前年比で増加していることを踏まえ、「不確実性に満ちた世界情勢の中でも、海外企業がわが国を投資先の1つとして信頼していることに感謝している」と述べた(「ビスニス」7月29日)。また、2024年下半期には電気自動車(EV)関連の大型投資計画が少なくとも2つあるとし、韓国のLGグループが中部ジャワ州バタンでカソード(リチウムイオン電池用の陰極)工場を建設予定であるほか、北マルク州ウェダ湾で中国の華友グループが前駆体(リチウムイオン電池の正極材に用いる材料)の製造拠点を建設する予定であることを明らかにした(「コンパス」7月31日)。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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