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老朽貨物自動車の廃棄と買い替えの推進に向けた手続きの詳細を発表(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月4日 13時30分

中国の交通運輸部など4部門は8月28日、「老朽貨物自動車の廃車・買い替えのさらなる改善に関する通知」〔交弁運(2024)44号〕(以下、今回の通知)を発表した。交通運輸部と財政部が7月31日に発表した「老朽貨物自動車の廃車・買い替えの実施に関する通知」(以下、7月31日の通知)では、貨物自動車の廃車と買い替えに対して支給する補助金額を定めていたが、今回の通知では補助金の申請に関する詳細などを定めた。また、いずれの通知でも、補助金の財源については、中央政府と地方政府の負担割合の原則を9対1とした上で、地域によって中央政府の割合を85~95%の間で調整するとしている。

7月31日の通知では、補助金支給の対象を、老朽ディーゼル貨物自動車の廃車と、排ガス基準をクリアしたディーゼル貨物自動車または新エネルギー貨物自動車への買い替えとしている。廃車に対する補助金額は、当該車両の大きさおよび使用年数に応じ1万元(約21万円、1元=約21円)から4万5,000元の範囲で定めている。買い替えに対する補助金額も車両の大きさに応じて異なり、排ガス基準をクリアしたディーゼル貨物自動車への買い替えの場合には2万5,000元から6万5,000元、新エネルギー貨物自動車の場合には3万5,000元から9万5,000元の範囲でそれぞれ定めている。このほか、新エネルギー都市コールドチェーン配送用貨物自動車の新規購入に対しては、1台当たり3万5,000元を補助する。実施期間は7月31日から2024年12月31日までとした。

今回の通知では、補助金の申請時の必要書類など手続きに関する詳細を定めている。また、補助金支給に関する審査については、各市の交通運輸部門が主担当となり、公安、商務関係部門と連携して、申請を受理してから15日以内に審査を完了させるとした。さらに、各省の交通運輸部門は財政部門と連携して補助金の財源の手当てと実施効果について綿密に把握するとしている。

このほか、政策の広報活動を強化するとして、各省、自治区、直轄市などの交通運輸、公安、財政、商務関連部門に対し、各種宣伝・広報ルートを十分に活用し、道路貨物運送事業者による老朽化ディーゼル貨物自動車の廃車と買い替えを促すよう求めた。

(高橋大輔)

(中国)

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